第121話 『トレミューの死んだ朝』  (Bパート)

 

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ウツミ(第1師団中隊長・IDMA)
「え?
 V3研修を志願?」
 
カジカザワ(IDMA)
「駄目でしょうか?」
 
ウツミ(第1師団中隊長・IDMA)
「いや、別に構わんが。
 
 お前が地上を、離れると言い出すとは、
 思わなかった物で…
 
 だが、そうだな。
 かえって、良いかも知れん。
 
 私から言っておこう。」
 
カジカザワ(IDMA)
「ありがとうございます。」
 
ウツミ(第1師団中隊長・IDMA)
「13人目…と。」
 

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【宇宙ステーションV3】
 
ヤハギノ(V3隊長)
「今月はこの13人か。
 
 ま、13日と短い期間だが、色々学んでくれ!」
 
カジカザワ(IDMA)
「よろしくお願いします。」
 
が、窓の外を見ると、男の子が覗いています。
 
カジカザワ(IDMA)
「お、お前…
 
 こんなところにまで!?」
 
コバシ(V3)
「お、おい、どうした?」
 
カジカザワ(IDMA)
「その窓の外に、男の子が。」
 
コバシ(V3)
「窓の外に、男の子なんているわけないだろ!
 宇宙空間だぞ!」
 

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【宇宙ステーションV3】
 
警報が鳴り、赤ランプが回っています。
 
ヤハギノ(V3隊長)
「どうした?」
 
ジョウノ(V3)
「発進ゲートが、勝手に開いて。
 
 あ、13号機、カジカザワ隊員です。」
 
ヤハギノ(V3隊長)
「何をやってる!?
 すぐ戻れ!
 
 その機には燃料も、ほとんど入って無い。」
 
ジョウノ(V3)
「駄目です。
 強制ブレーキを、突破しました。
 
 地球へ、コースを取っています。」
 
ヤハギノ(V3隊長)
「バカな。
 
 すぐに燃料切れで、墜落するぞ。
 何としてでも、連れ戻せ!」 
 
ジョウノ(V3)
「≪ステーション・ホーク13号機≫
 応答して下さい。
 このままでは、墜落します。
 
 ≪ステーション・ホーク13号機≫
 カジカザワ隊員。」
 

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【≪ステーションホーク≫ コクピット】
 
キャノピーに映る男の子が、話しかけて来ます。
 
男の子
「「やめて… やめて… 助けて…」」
 
カジカザワ(IDMA)
「冗談じゃない!
 やめて欲しいのも、助けて欲しいのも、こっちだ!
 
 消えてくれ!
 どっか行ってくれ!
 
 なんで俺に、付きまとうんだ!
 俺が何をしたんだよ!
 
 たまたま任務で、現場に行ったのが、
 俺だっただけじゃないか。
 
 事故だってやりたくて、起こしたんじゃない。
 あんなの誰だって、避けられない。
 
 仕方が無かったんだ!」
 
男の子
「「やめて… 助けて…」」
 
カジカザワ(IDMA)
「消えろ!
 消えてくれ!
 
 頼むからどっか、いなくなってくれ!」
 
炎に包まれる≪ステーション・ホーク13号機≫
 

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【港湾都市 13番地】
 
侵攻して来る怪ロボットを、迎え撃つ陸軍部隊。
 
銃を持ったカジカザワが、ハッと気がつきます。
 
カジカザワ(IDMA)
「え?
 ここはどこで、俺は何をやってるんだ?
 
 俺は…
 確か、≪ステーション・ホーク≫に乗って…」
 
陸軍隊員E
「バカッ!
 
 何、ボーっとしてる。
 作戦中だぞ!」
 
≪アーク1号≫と陸軍の攻撃で、次第に爆発、
崩れ落ちて行く、怪ロボット。
 
噴煙と部品が飛んで来ます。
慌てて避けるカジカザワ。
 
カジカザワ(IDMA)
「あ…!? え…???」
 
今いたところに部品が落ち、煙が上がります。
 
陸軍隊員E
「危ないなあ。
 避けてなかったら、直撃だったぞ。」
 
部品から音声が、聞こえて来ます。
 
「助けて… 助けて…
 13… 13…」
 
カジカザワ(IDMA)
「こ、声が!?」
 
同意を求めるかのように、横を向きますが。
 
陸軍隊員E
「何も聞こえないよ。
 
 お前、本当にどうしたんだ?」
 
青い顔で、その場を離れるカジカザワ。
 

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陸軍隊員F
「何だカジカザワ、いつの間にここに来たんだ?」
 
カジカザワ(IDMA)
「え? 自分はずっとここに。」
 
陸軍隊員F
「そんなはずないだろ。
 さっきまで、宿舎にいたのに。
 
 まあいいや。
 それより、奥さんが面会に来てるぞ。」
 
カジカザワ(IDMA)
「なんだよ、それ?。
 
 自分は宿舎には、行ってないし、
 結婚なんてしてない。」
 
陸軍隊員F
「一体、何言ってるんだ?
 
 それとも、お前は、
 外見だけカジカザワそっくりの、別人なのか?」
 
カジカザワ(IDMA)
「もういい!
 ウツミ中隊長はどこだ?」
 
陸軍隊員F
「ウツミ中隊長?
 
 お前本当に、何を言ってるんだ?
 中隊長は、デブチさんだろ?」
 
黙ったまま、その場を去るカジカザワ。
 

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作戦終了で、引き上げる中、
車のサイドミラーに、男の子が映ります。
 
男の子
「「助けて…」」
 
カジカザワ(IDMA)
「もう、いい加減にしてくれ!
 助けて欲しいのは、こっちなんだ!
 
 俺が、何をしたって言うんだ!」
 
その時、警報が鳴ります。
 
『怪ロボット出現。
 怪ロボット出現。
 
 陸軍はUSTと共に迎撃を。』

 


 
カジカザワ(IDMA)
「また… またか?」 
 
陸軍隊員F
「また?
 
 またって、どう言う事だ?」
 
カジカザワ(IDMA)
「このロボットは、倒せないんだ。
 
 どうやっても、倒せないんだよ。」 
 
陸軍隊員F
「何、言ってるんだ。
 しっかりしろ!
 
 こんなロボット、すぐに倒してやるさ。」
 
≪アーク1号≫と陸軍の攻撃で、次第に爆発、
崩れ落ちて行く、怪ロボット。
 
最後に倒れると、大爆発をします。 
 
陸軍隊員F
「ほらみろ。
 
 やっつけたじゃないか!
 
 13だ、13。
 ざまあみろ、アッハハハ!」
 
カジカザワ(IDMA)
「どうせまたすぐ、蘇るんだ。
 そして、何度倒しても倒せない。」 
 
陸軍隊員F
「お前、本当に、どうかしてるぞ?
 13だろ、13。」
 
カジカザワ(IDMA)
「やめてくれ!
 
 もう、どうにかしてくれ!
 終わってくれ!」
 
その場を離れ、走り出すカジカザワですが、
後ろから走って来た装甲車に、はねられます。
 
薄れゆく意識の中で、聞こえてくる警報。
 
『怪ロボット出現。
 怪ロボット出現。
 
 陸軍はUSTと共に迎撃を。』
 

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【科学センター 第13研究室】
 
外で雨が、下から上に降っています。
時折、飛んでいる魚が、窓に当たります。
 
カジカザワ(IDMA)
「私は…
 頭がおかしく、なったんでしょうか?
 
 それとも、本当はもう死んでいて、
 無間地獄を、繰り返してるんでしょうか?」
 
じっと話を聞いていた、マキノハラ博士が、
パイプを置くと、ゆっくり話し始めます。
 
マキノハラ
「いいかね、
 これは、確認しようが無いから、
 すべてはわしの想像…仮説だ。
 
 君の話が、すべて真実だと仮定した場合だが。」
 
カジカザワ(IDMA)
「何でも良いです。
 教えて下さい。
 
 何がどうなって、どうすれば良いのか?」
 
マキノハラ
「まず、もしその宇宙人の、少年・少女が、
 死にかけて、存在が希薄になるとしたら…
 
 精神的な意識と、物質的な存在が、
 リンクして、繋がってる事になる。」
 
カジカザワ(IDMA)
「…と、言う事は…?」
 
マキノハラ
「死にかけてはいるが、まだ死んでいない。
 存在しているんだよ。
 
 ただその存在が、不安定で散性なんだ。
 
 そして、ここからが、
 荒唐無稽な、推論になってしまうが…
 
 君にだけ、見えると言うなら、
 君の意識に依存している…と考えられる。」
 
カジカザワ(IDMA)
「ぼくの意識に?」
 
マキノハラ
「そうだ。
 
 生きるため、物質的存在であり続けるために、
 意識が、必要となるわけだが、
 本来の自分自身の意識だけでは、足りないので、
 君の意識に取り付き、君に依存している。」
 
カジカザワ(IDMA)
「ぼくの意識が見せている錯覚…
 と、言う事ですか?」
 
マキノハラ
「違う。
 
 確かに、他人から見たら錯覚だが、
 君にとっては現実であり、物質化してるんだ。
 
 ただ他の人には見えず、存在もしてない。
 
 他人にとっての錯覚と、
 君自身にとっての現実が、両立している。」
 
カジカザワ(IDMA)
「そんな???
 そんな事って、成り立たないですよ!
 
 全部錯覚なら、むしろわかるけど。
 
 ぼくにとって存在してる、現実と、
 他の人には無存在の現実の、両立なんて。」
 
マキノハラ
「その通り。
 
 だから、矛盾が生じたり、
 宇宙人男女や、カジカザワ君自身の、
 存在が脅かされるような、事態が生じると、
 自己の存在を守るため、そうではない世界に、
 退避~移動し続けているのでは無いか?
 
 似てはいるが、どこか違う世界…
 どんどん違う世界に。
 
 何か起きるたびに、似て非なる、
 存在可能な可能性の、別の世界に、
 延々と、ズレ続けて行ってしまっている。
 
 それによって存在~生存を維持している。」
 
カジカザワ(IDMA)
「それで、何度も妙な事が起きては、
 また別の場面や、少し前の時間に戻ってしまう?」
 
マキノハラ
「それくらい、男の子にとっては、
 女の子を、守りたかった。
 
 何としてでも、助けたかった。
 存在を消したく、なかったんだろう。
 
 いや、それは、今でも。」
 
カジカザワ(IDMA)
「一体どうしたら、解決出来るんです?」
 
マキノハラ
「解決と言って良いかは、わからないが…。
 
 これまで君は、その少年少女の存在を、
 拒否し続けて来たのだろう?
 
 本来、助けを求めて、
 君に頼って来た、その少年少女を。
 
 そして、その拒否によって、
 世界の移動が、起こり続けてしまった。
 
 それなら、その少年少女の存在を、
 受け入れてみては、どうかと思う。
 
 少なくとも、これまでとは違う流れになるはずだ。」
 
カジカザワ(IDMA)
「言われてみれば…
 
 恐ろしくて途中から、冷静に考えられなかったけれど。
 
 男の子はいつも、僕に助けを求めて来るだけで、
 別に、危害を加えようとは、していなかった。」
 
遠くの方で、サイレンが鳴っています。
 
『怪ロボット出現。
 怪ロボット出現。
 
 陸軍はUSTと共に迎撃を。』
 

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【極東基地内 カジカザワ自室】
 
鏡に映っている、男の子と女の子に、
正面から向き合っている、カジカザワ。
 
男の子
「「助けて… 助け… て…」」
 
カジカザワ(IDMA)
「わかった、助けるよ。
 今まで気づかなくて、ごめんな。
 
 どうすれば、良いんだ?」
 
鏡の中から、ゆっくり近寄り、
伸びて来る手を、自分も手を伸ばして、
握り返そうとする、カジカザワ。
 
周囲が少しずつ、真っ白になって行きます。
 
男の子
「「ありがとう…」」
 
部屋が再び、元に戻った時、
そこには誰も、いませんでした。
 
時計…
13時まである時計が、13時になり、
ボーンボーンと、13回鳴り響きます。
 

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【極東基地 直上・地上部】
 
暴れている、怪ロボット。
 
≪アーク1号≫、ゾフィが攻撃しますが、
そのたびに壊れ、崩れ、爆発しても、
すぐに逆再生のように、戻ってしまい、
再び暴れ出す、ロボット。
 
ゴウリ
「くっそお!
 不死身じゃねぇか、このロボット。
 
 一体、どうやったら倒せるんだ!?」
 
その時、一瞬、白い光が走り抜けると、
頭の中に、声が響きます。
 
「「ありがとう…」」
 
ゴウリ
「な、なんだ、今のは!?」
 
一瞬、空を向き、
何かを感じたかのような、ゾフィ。
 
怪ロボットも、ピクリと震えます。
 
ゾフィが右手を、宙に伸ばすと、
銀色の光の玉を発射。
 
空中で弾けると、光の帯が伸びながら、
ゆっくり回転して、そこから地上へ、
光の雨を、降らせて行きます。
 
ウルトラ・ギャラクシー・スコール。
光の雨が降り注ぐと、怪ロボットに当たり、
そこから次第に、ロボットが風化して行きます。
 
ついには、立っているのもやっとのような、
何百年も経った、崩れ落ちる寸前の、
ボロボロの金属塊のようになる、ロボット。
 
ゾフィは、サブグレイダーを3つ組み合わせた、
光輪、トライ・グレイダーを作ると、ロボットに発射。
 
今度は一撃で、貫通爆発し、
粉々に砕けながら、崩れ落ち、
そのまま霧のように、風の中に消えて行きます。
 

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【翌日早朝 国道】
 
未確認飛行物体、進入の一報を受けた、
クロス、ユリコ、ヒデコの≪アスベライク≫が、
まだ暗い道をライトで照らし、現場へ向かう中、
そっちから、すごいスピードで来た車とすれ違います。
 
クロス
「今の… 誰も乗って無かった?」
 
ユリコ
「私も何か、そう見えたけど…
 
 そんなはずないわよね。
 錯覚よね?」
 
クロス
「うーん、わからないけど…
 
 とにかく、行ってみよう。」
 

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【基地北方13キロ 和都那(わとな)】
 
現場に来て、ゆっくり走っていると、
道路脇の木立に、4~5メートルくらいの、
点滅する宇宙船のような物を、発見します。
 
クロス
「あれらしいな。」
 
ユリコ
「こちら≪アスベライク≫、ユリコ。
 目標、発見しました。」
 
ユルガ
『了解。
 気を付けてな。』
 
車を降りると、接近します。
 
クロス
「放射線、有害電磁波、毒物細菌、
 危険物反応等は、すべて認められない。
 
 大丈夫そうだ。」
 
ユリコ
「ハッチらしき物が、開いてるわ。」
 
接近して中を覗きます。
 
クロス
「席が2つある。
 2人乗りか?
 
 一般成人よりは、少し小さめだな。」
 
ユリコ
「宇宙船… でしょうけど、
 脱出艇か何かにも、思えるわね。
 
 この大きさは。」
 
クロス
「ハッチが開いていて、無人と言う事は、
 乗組員は、出て行ってしまったのか?」
 
ユリコ
「人間型前提なら、近くには反応は無い。」
 
クロス
「とにかく本部に、連絡しよう。
 
 非常線を、張るかどうかもあるし。」
 
ヒデコ
「それにしても、先についてたはずの陸軍は?
 
 さっき、すれ違った車に、やっぱり乗ってたの?」
 
ユリコ
「何か… 落ちてる。
 
 メモ紙と隊員証?
 
 カジカザワ???
 
 そんな隊員、陸軍にいたっけ?」
 
クロス
「いや、聞いた事無い。
 ちょっと照会…
 
 いや、そんな隊員存在しない。
 
 それに、このメモも変だよ。
 「基地北方13キロ、路望麻(ろもうま)」
 って。
 
 基地北方13キロのここは、
 和都那(わとな)だろ?
 
 路望麻(ろもうま)なんて場所、
 この辺には、無いよ。」
 
ユリコ
「どう言う事?
 
 存在しない隊員の、隊員証を、
 何者かが、作ったって事?
 
 何でそんな、手間のかかる事を?」
 
しゃがみこんで、地面を見るクロス。
 
クロス
「足跡はある。
 これは陸軍の靴跡だ。
 
 でも…
 なぜ陸軍も宇宙人も、誰もいないんだ?
 
 まるで、最初から、
 存在していなかったみたいに?」
 
遠くを見ていた、ヒデコが振り返ります。
 
ヒデコ
「きっと…
 
 いたけど、いないのよ。
 今はもう。」
 
ユリコ
「何それ?
 
 ヒデちゃん、何か感じたの?」
 
ヒデコ
「うーん、まあ、自分でも説明しにくいんだけど。
 
 きっと、もう、どんなに探しても見つからない。
 …気がする。
 
 隊員も宇宙人も。
 
 でも、そんなに嫌な感じじゃないから。」
 
ユリコ
「それなら、考えようによっちゃ、
 事件は解決なの?
 
 何かの事故で、原因不明のまま。」
 
苦笑するクロス。
 
クロス
「だったら、事件解決最短記録だね。
 
 ま、たまにはこう言う事も、あるのかな?」

 


 
東の空が、次第に明けてくる中、
気がつくといつの間にか、メモ紙も隊員証も、
どこかに、無くなっていました。
 
ユリコ
「夜が明けるわ。
 
 また新しい、一日の始まりね。」
 
クロス
「今日も一日、がんばろうか。」
 
【第121話・終わり】

 
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