第042話 『光と影の挑戦』  (Bパート)

 

☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*

☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*
 
それはSSシャインの、仮設居住区脇に着陸していた、
シャインの宇宙船の、爆発事故でした。
 
宇宙船の外壁が、爆発によって吹き飛び、
中の機械が、一部露出していました。
 
そしてそれは… どう見ても戦闘ロボットでした。


 

爆発事故自体は、死傷者も無く、
それに次ぐ火災も、すぐ消し止められたものの、
もう、SSシャインが滞在して、数日になり、
徐々に落ち着いていた時に、起こったこの事件で、
辺りは騒然となりました。
 
駆け付けたカジ参謀が、シャイン・リーダーを問いただす物の、
シャインリーダーもまた、事情はわからないと言った様子で、
ひどく慌て、動揺していました。
 
カジ
「事故自体にも不審点はあるが、あれは何だ?
 
 あなた達は、戦闘兵器を隠し持っていたのか?」
 
SSシャイン星人・リーダー
「違う! 知らない!
 
 あんな物が積まれているとは、私も知らなかった。」
 
カジ
「そんな馬鹿な事があるか!
 
 それなら、あなた達シャインの中に、
 誰か裏切り者が、混じっていたと言う事か?」
 
SSシャイン星人・リーダー
「そんなはずは無い…。
 最初宇宙船に乗って来た者は、全員知っている。
 
 まさか… 裏切り者など!?
 だったら全員を、問いただして下さい!」
 
ユルガ
「すでに今、一人一人の、シャインのアリバイを、
 USTと陸軍で、聞いていますが…
 
 遠隔装置のような物を使えば、爆破は可能でしょうし。」
 
現場に来ていたシズカ班長も、怪訝な顔をします。
 
シズカ
「わからんな…
 
 仮に、シャインに裏切り者がいたとしても、
 なんでわざわざ、こんな事をする?
 
 これでは、
 裏切り者がいますよと、教えるだけ。
 シャインの不信感を、増させるだけのように思うが。」
 
ゴウリ
「じゃあ、爆発は純粋に事故ですか?
 
 爆発による、戦闘ロボット発見も、
 裏切り者にとっても、予想外とか?」
 
そこに駆けて来る、ナワテとユリコ。
 
ナワテ
「爆発は何らかの、爆発物による物です。
 事故じゃありません。」
 
ユリコ
「誰か…
 
 何か暗躍者がいる事は、間違いないです。」
 
カジ
「まさか、シャドウが…?
 
 いや、ここ地上にいるのは、
 シャインと、我々だけのはずだ。」
 
SSシャイン星人・リーダー
「地球人じゃ、ないんですか?
 
 我々シャインを、快く思わない地球人が、
 疑わせて、追い払おうとして。」
 
カジ
「い、いや、
 いくらなんでも、それは…」
 

☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*
 
【B班作戦室】
 
シズカ
「弱りましたねえ。
 
 ハッキリ言えば、どちらも怪しさは上がりましたが、
 信用度は下がりました。」
 
カジ
「まさか、双方が嘘をついていると?」
 
シズカ

「いえ…
 一方が、完全に嘘なら、
 もう一方は、正しい事になりますし。
 
 また、それぞれごとの、言い分を聞くと、
 ある意味、どちらの主張もわかるんです。
 が、
 事実との整合性に、疑問があると言うか。」

 
ユルガ
「まさか、本当は両方がつながっていて、
 芝居をしているとか?」
 
シズカ
「第3の可能性として、それは考えましたが…
 
 それにしては、手間が掛かり過ぎと言うか、
 目的が、今一つ…」
 
そこにドアが開き、一人の女性が入って来ます。
一斉に正対し、礼をする一同。
 
スガノ
「長官室でも、聞きましたが、
 ここまでの状況を、もう一度教えてもらえますか?」
 
シズカ
「こちらです。」
 
渡されたファイルを、しばらく見た後で、
向き直る、スガノ副長官。
 
スガノ
「シズカ班長、どうもあなたまで、
 煙に巻かれて、いるようですが…」
 
シズカ
「も、申し訳ありません。」
 
スガノ
「SSシャインと、SSシャドウ。
 二者のうち、どちらが正しいのだろう? 
 
 と、思わされる時の、落とし穴は何ですか?」
 
シズカ
「第三の可能性から、目を背けさせたい…
 ですよね。」
 
スガノ
「そうです。」
 
シズカ
「でも第三の可能性…
 両者共謀は… まさか…?」
 
スガノ
「では、第三の可能性も無く、
 二者のうち、どちらが正しいのだろう? 
 
 と、思わされる時の、落とし穴は何ですか?」
 
シズカ
「それは…
 
 第四の可能性!?
 
 ま、まさか!?」
 

☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*


 
一方、この事件が伝えられると、
シャドウ側は、それ見た事かと色めき立ちました。
 
SSシャドウ星人・リーダー
「あの狡猾なシャインが、こんなボロを出すなんて、
 千載一遇の、チャンスだろうが。
 
 今、追及して、叩かないでどうする!」
 
ミナミ
「しかし、相変わらずシャイン側は、
 事故はもちろん、積んでいたロボットも、
 自分達は知らないと、言っている。
 
 シャドウ側の暗躍だと、言う者までいる。」
 
SSシャドウ星人・リーダー
「バカバカしい。
 地球人はどこまで、お人よしだ。
 
 我々がどうやって、ここにいながら、
 シャインの宇宙船に、ロボットを仕掛けられるんだ?
 
 そんな事が出来るなら、とっくにロボットを操り、
 シャインを中から、攻撃している。」
 
ミナミ
「それは、そうだが…
 
 では、ロボットは純粋に、シャイン側の物で、
 爆破工作が、あなた達の仕業と言う事は?」
 
SSシャドウ星人・リーダー
「だったら、シャインがロボットを持ってる時点で、
 嘘をついているし、地球攻撃の意図があるじゃないか!」
 
ミナミ
「むう。
 
 そ、そうだな。」
 
SSシャドウ星人・リーダー
「らちが明かん、
 我々に直接、シャインと話させろ!
 
 地球人の指導者も、全部集めてだ!
 そいつら全員の、目の前で、
 我々がハッキリと、ボロを出させてやる!」
 

☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*
 
この、シャドウ・リーダーの提案は、
ミナミ隊長から、カジ参謀に伝えられ、
シャドウ側の宇宙船団は、月沖で待機し、
戦闘母艦一隻だけで来る。と言う条件で了解されました。
 
始めは、話し合うだけなら、連絡艇でと言ったのですが、
リーダーは母艦を、離れる事は出来ないの主張と、
シャイン側が、戦闘ロボットを繰り出した場合、
母艦に搭載してる、怪獣で抑える必要があるため。
と言う事でした。
 
地球側も、どちらの言葉を信じて良いのか?
この頃になると、双方に疑心暗鬼が起き、
信じられる、決定打が無いため、
いっそ直接対決で、ハッキリさせようと思ったのです。
 

☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*


 
一度シャインを、屋内に誘導し、
シャドウ戦闘母艦が、着陸。
 
SSシャドウ星人は、リーダーを含め7人が降り立ちます。
 
その後、SSシャイン星人が呼ばれ、
リーダーを含めて滞在中の、128名全員が出て来ました。
 
トラックの裏側から、シャドウ7名が出ると、
シャイン星人達は、当然驚きますが、
カジ参謀が、割って入ります。
 
カジ
「心配しないで下さい。
 
 シャドウ達もこの場では、万が一の自衛以外、
 自分達から戦闘行為はしないと、誓約しています。
 
 あなた達がこれまで通り、平和裏に話してくれるなら、
 安全は我々が、保証します。」
 
SSシャイン星人・リーダー
「そう言われたって、これは騙し討ちだわ。
 
 嘘をつく地球人を、もう信用出来ません。」
 
SSシャドウ星人・リーダー
「黙れ侵略者、どの口が言うか!」
 
SSシャイン星人・リーダー
「汚いわよ。
 
 どんな手を使って、我々の船にロボットを仕掛け、
 爆破騒ぎなんか、起こしたの? 
 
 あなた達は交戦的でも、こんな卑怯な手は使わずに、
 正面から戦う物と、思っていたのに。」
 
SSシャドウ星人・リーダー
「それは、こっちの台詞だ。
 
 地球にロボットなんか、持ち込んで、
 今度は一体、何を企んでいる?」
 
SSシャイン星人・リーダー
「私達が、そんな事するわけないでしょう!」
 
SSシャドウ星人・リーダー
「それが本当なら、仲間に裏切り者がいるわけだ。
 
 リーダーさえ騙されてるとは、おめでたい話だ。」 
 
SSシャイン星人・リーダー
「白々しい。
 いるとしたら、シャドウのスパイでしょう?
 
 どこかに隠れて、工作してるのね!」
 
SSシャドウ星人・リーダー
「そんなせせこましい真似を、我々がするか!」
 
直接対決させれば、どちらかがボロを出す?
と思った、カジ参謀ですが、
この状況は、収拾がつきそうもなく、
両方をなだめるような立場に、なってしまいます。
 
SSシャドウ星人・リーダー
「ええい、めんどくさい。
 そっちのロボットを出せ。
 
 こちらの怪獣と一対一の勝負で、蹴りをつけてやる。」
 
シャドウ戦闘母艦の、ゲートが開き、
怪獣が現れて、前へ出て来ます。

 


 

SSシャイン星人・リーダー
「冗談じゃないわ。
 
 あれは我々の、ロボットじゃない、
 動かし方だって、知らないわ。」
 
カジ
「ちょ、ちょっと君、約束は話し合いだけだと。」
 
SSシャドウ星人・リーダー
「心配するな、君らは黙って見守れば良い。」 
 
と、シャイン側の宇宙船の、ゲートも開き、
ロボットが現れ、前へ出て来ます。

 


 

SSシャドウ星人・リーダー
「それで良いんだ。
 やる気になったじゃないか。」 
 
SSシャイン星人・リーダー
「ち、違う。
 私は何もしていないわ。
 
 誰なの?」
 
呼びかける、シャイン・リーダーですが、
シャイン星人は、誰もが、
「知らない」と言うように、首を振ると、
前へ出たロボットと、怪獣を凝視しています。
 
が、正対した後、
ロボットと怪獣は、そろってこちらを向きます。
 
「かかったな。」
 
シャイン・リーダー、
シャドウ・リーダーが、そう言った時、
突然、ビームが飛び、
シャイン星人の一人に、命中します。
 
何かの機械を持って、うつむいていたシャイン星人が、
ハッとしたように、こちらに向き直り、
その瞬間、怪獣、ロボット、シャイン星人、シャドウ星人、
全員の動きが、一瞬止まります。
 
シーンとした中、ビームの出どころを見ると…
 
リモートレーザー・ライフルを構えた、ゴウリした。
 
ふう。と言うように、銃を下すと、
ねぎらうように肩を叩き、一歩前に出るスガノ副長官。
 
スガノ
「シャインかシャドウか、誰かは知らないけれど、
 シャイン集団に、まぎれて潜り込んでいた、
 あなたが、仕掛人の正体ね。」
 
トワイライト
「なぜ… わかった!?」
 
スガノ
「シャドウが現れ、みんな緊張してそっちを向いた。
 
 怪獣とロボットが出て、戦う寸前で、
 誰もがそちらから、目を離せず、注視している。
 
 そんな時、あなた1人だけがうつむいて、
 手元の機械ばかり、熱心にいじっていた。
 こう言う状況で、成り行きを気にしない人間。
 
 それは、成り行きの先を知っているか、
 成り行きを作っている、張本人か、
 どちらかでしょう。
 
 あなたが作っていたのね。」
 
トワイライト
「シャインもシャドウも、絶対バレない自信はあったが…
 
 私の行動で、気づかれるとは…。」
 
ユルガ
「シャインやシャドウは、何だったんだ?
 お前の、操り人形か?」
 
トワイライト
「まあ、そんなところだ。
 彼らはみな、生体サイボーグだよ。
 
 だが、シャインとシャドウは、実際の星人だ。
 
 平和的なシャインの意識と、好戦的なシャドウの意識を、
 コピーして、サイボーグの頭脳に、個々に移植した。
 
 だから性格反応や記憶の一部は、それぞれ実在の星人…
 シャインとシャドウの、コピーだ。
 
 おかげで、シャイン・リーダーは本当に、
 色々イレギュラーを、やらかしちまった。
 
 まあ、かえって真実味は増すし、
 それをまた利用すれば、良いのだがね。」
 
ゴウリ
「こいつ… なんて事を。」
 
トワイライト
「最後だけは、失敗したが、
 これだけの戦力を、ここに潜入させられれば、
 もはや、勝ったも同じだ。」
 
ユルガ
「そううまく、行くかな?」
 
ユリコ、ヒデコ両隊員が、エスコートしながら、
カジ参謀、スガノ副長官が退避します。
 
逃げながら連絡を入れる、カジ参謀。
 
カジ
「ミナミ、罠だ。シャドウは敵だ。
 やっつけろ!」
 
トワイライトが、機械を操作すると、
シャイン、シャドウの全員の目の色が変わり、
こちらに向かって来ると、同時に、
ロボット、怪獣も、再び動き始めます。
 
ヘルメットのバイザーを、下げると、
ユルガ隊長、ゴウリ、ナワテ、クロスは前面に出て、
防衛に当たります。
 
シャドウは光線銃で、シャインは素手で襲って来ますが、
実力はそれほどではなく、次々に撃破されます。
 
爆炎が上がり、何人かは煙を吐き、
辺りの視界が悪くなる中、
シャイン、シャドウの群れにかばわれながら、
正体を現したトワイライトが、逃げ出します。
 
クロス
「待て!」
 
気がついたクロスが追う中、光線で反撃するトワイライト。
 
シャイン宇宙船に逃げ込む、トワイライトを追い、
宇宙船に侵入しながら、変身するクロス。


 

閃光と共にゾフィが現れ、ビーム攻撃を跳ね返して、
辺りで爆発が、起こります。
 

☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*
 
【月沖 宇宙空間】
 
向きを変える、シャドウ宇宙船団ですが、
ムーンベース艦隊の方が、先に行動を開始し、
即座に攻撃を、かけ始めます。
 
次々に爆発が上がる、シャドウ船団。
 

☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*
 
【宇宙船内】
 
正体を現したトワイライトと、ゾフィの戦い。
 
宇宙船内のビームガンで、攻撃するトワイライトですが、
ことごとく跳ね返され、ビームガンが破壊されます。
 
ブレストバルカンの掃射で、辺りが爆発を始め、
逃げる足が止まった、トワイライトに、
サブ・グレイダーが命中し、真っ二つになります。
 
さらに爆発し出す、宇宙船。
 

☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*
 
【極東基地 地上】
 
シャイン、シャドウは、ほぼ一掃された物の、
シャドウ戦闘母艦、怪獣、ロボットの攻撃に、
一時、防戦になるUST。
 
が、すぐにゲートが開き、
陸軍部隊、空軍部隊が急行して来ます。
 
ミシマ
「こっちの本拠に、喧嘩を売るとは良い度胸だ。
 ケチョンケチョンに、してやる。」
 
起動し、浮上し掛けながらビームを放つ、
シャドウの戦闘母艦に対して、
その上を塞ぎ、抑え込むようにして、
砲撃を開始する、空軍旗艦≪応龍≫(オウリュウ)。
 
一方、怪獣とロボットは、USTから、
徐々に現れる陸軍部隊へと、攻撃を変えていました。
 
そこに、ゾフィが現れます。
 

☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*


 


 

怪獣に蹴りを入れて倒すと、すぐ後ろのロボットに向かい、
一度受け止めた後、捻り倒します。
 
起きたところを、持ち上げると、
ライン・ビームで、動きを止めようとしますが、
これは引きちぎられて、向かって来ます。
 
が、がっちり受け止めると、持ち上げて、
ウルトラアトミックバスター~頭から投げ下ろすと、
再び、火炎弾を吐き始めた、怪獣に向かいます。
 
懐に飛び込むと、格闘で圧倒し、
こちらも、一度投げ飛ばすと、
エンテングル・スネーク・ショット~光の帯を投げると、
巻きつく光の帯が、スパークを放ちながら動きを止めます。
 
その間に起き上がった、ロボットの攻撃を、
ウルトラバリアーで、押されながらも防ぎ、
アームバルカンを、連射しながら近づくと、
蹴り上げて、倒します。
 
起き上がる様子を見ながら、腹に狙いを定め、
M87光線を放つと、腹部を一度貫通、
大爆発が起きて、吹き飛びます。
 
その頃、後ろでは怪獣も、
USTと空軍の攻撃で、倒されていました。
 

☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*


 
【UST作戦室】
 
フジハラ長官、マキノハラ博士、
ミシマ参謀、キタワカ参謀を迎え、
ささやかな打ち上げをしている、UST。
 
カジ
「今回は…
 危うく一杯、食わされるところでした。
 申し訳ありません。」
 
フジハラ
「我々の誰が、悪いのでもない。
 騙そうとするやつが、悪いんだよ。
 
 それに、結果オーライだ。
 カジ参謀。」
 
シズカ
「副長官は、いらっしゃらないんですか?」
 
フジハラ
「スガノ君なら、パリに戻ったよ。
 仕事を置いて来たと、言ってね。」
 
シズカ
「一言お礼を、言いたかったんですが。
 じゃあ、次にしましょう。」
 
ミシマ
「なんだか、今回は、
 タチの悪い相手だったみたいですねえ。」
 
ゴウリ
「ミシマ参謀が10人いても、騙されていましたよ。」
 
ミシマ
「喧嘩売ってんのか、お前!」
 
マキノハラ
「いやあ、今回はわしも、出る幕無かった。
 だが、まあ、いいじゃないか。
 
 誰かがどこかを、補えば良い。
 完璧な人間は、いないのだから。」
 
ユリコ
「そう、考えると、
 あの宇宙人は結局、一人だったから…
 
 策に溺れたんでしょうかね?」
 
マキノハラ
「そうかも知れん。
 
 実際にあの手で、いくつかは滅ぼしたり、
 侵略をしたのかも、知れんが…
 
 いつでも必ず、絶対万全な策など無いよ。」
 
クロス
「SSシャインと、SSシャドウ。
 本物の方に、会って見たかったですね。
 
 本物なら、和解の可能性も…
 
 あったように、思うんですが。」
 
ユルガ
「そうだな。」
 
スクリーンでは、輸送軍が、
地上の後片付けを、していました。
 
【第042話・終わり】

 
☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*

にほんブログ村 テレビブログ 特撮へ にほんブログ村  特撮ランキング