第031話 『赤い山』

 
カルモラ星人 両生魚竜デオドラス

     

…もし、ウルトラセブンの最終回のあと、
TVでゾフィが始まっていたら?の妄想ストーリーの第31話。

 

「赤い山を見た!」と言う、不思議な証言を耳にします

一方で、そうでは無いと言う声もあり、

USTが現地に行って、調査を開始しますが…

    
【UST=防衛チーム】

ユルガ(隊長)
ゴウリ
ナワテ
ユリコ
ヒデコ
クロス

【IDM=地球防衛機構】
   
ユウキ(Bチーム=情報技術副班長)
ドノバ(Bチーム)
アカイ(Bチーム)
 
カジ(UST参謀)
 
ナガサウラ(特務軍参謀・IDMI司令)
 アキ(諜報二課長・IDMI)
 コミ(情報八課長・IDMI)
 
マキノハラ(科学センター・所長)
 ワカヤマ(第1研究室長・科学センター)
 フジナミ(第1研究室・科学センター)
 サントウ(第2研究室長・科学センター)
 タカハシ(第2研究室・科学センター)
 キシダ (第2研究室・科学センター)
 
【その他・ゲスト】
民間人
 
大塚生二(地元旅館の老人)
 
池田哲夫(隣町のカップル)
皆川美帆(隣町のカップル)

河辺一夫(地元土産物屋の少年)
 
溝井紘 (地元山小屋の管理人)
山中三郎(トラック運転手)
清水潔 (野鳥観察の男)

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【UST作戦室】
 
ナワテ
「それでは、行って参ります!」
 
ユルガ
「極東基地の代表だ。
 失礼無いようにして、
 しっかり、勉強して来てくれよ!」
 
カジ
「他支部を見学するのは、良い経験になると思う。」
 
ゴウリ
「なあに、留守の間は俺がいる。
 こっちの事は、心配するな!」
 
その日、IDMの相互支援協定で、
ナワテ隊員は、ドイツへと飛び立ちました。
先方支部の応援と同時に、現地の組織、技術、
手法等を、研修するための出向でした。
 
ささやかな壮行が終わると、内線が鳴ります。
 
ヒデコ
「はい、UST作戦室。
 はい。はい。はい。
 
 そうですか… わかりました。
 
 隊長、特務軍からです。
 ちょっと、未確認情報が、あるそうなんですが。」
 
顔を見合わせる、カジ参謀とユルガ隊長。
 
カジ
「丹布土山(たんふどさん)の件かな?」
 
ユルガ
「参謀、ご存知なんですか?」
 
カジ
「多分だが。
 先に科学センターから、連絡を受けてな。
 
 良いよ、一緒に行こう。」
 

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日本海側に近い、中部のとある山、
丹布土山(たんふどさん)が、ある夜、
真っ赤に発光すると言う、奇現象に見舞われます。
 
不思議な出来事として、半ば超常現象か、
都市伝説のように、噂されましたが、
写真のような証拠は、今のところ無く、
一方で、ほぼ同じ時間帯で、
「見ていない」と言う声も、拾えます。
 
おかげで、今のところはまだ、
未確認の、怪談話の扱いでした。



 
【UST作戦室】
 

ユルガ

「…と、言うわけで、赤い山の件、

 我々で、調べる事になった。」

 
ゴウリ
「調査業務なら、ナワテの仕事だろうに、
 こんな時に、ドイツに行っちまうとは、
 無責任なやつだ。」
 
ヒデコ
「ナワテさんは、知らなかったんだし、
 任務なんだから、しょうがないじゃない。」
 
ユリコ
「そうよ。
 大体、ゴウリ隊員、
 任せとけって、言ってたじゃない。」
 
ゴウリ
「いや、ま、そりゃあ、そうですけどね。
 
 やっぱり、ほら、適材適所ってものが…」
 
ドアが開くと入って来る、ユルガ隊長、
B班のユウキ、ドノバ、アカイと、
マキノハラ博士、
科学センターからワカヤマ室長、サントウ女史、
フジナミ、タカハシ、キシダの面々。
 
ユルガ
「適材を、出前してもらったぞ。」
 
マキノハラ
「科学センター、
 第1研究室のワカヤマくんと、フジナミくん。
 第2研究室からサントウくん、タカハシくん、
 キシダくんだ。
 
 こちらとしても、少し興味ある話しなのでね。
 ぜひ、連れて行ってやってくれ。」
 

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【多良岬 三迫の入江 (たらみさき みさこのいりえ)】
 
岩棚がスライドし、灯台が下がると、
灯台までの防波堤に、滑走路が現れます。
 
巨大な機体が、奥から出てくると、
発進位置まで上がり、飛び立って行くアーク3号。
 

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【アーク3号 コクピット】
 
通信が入ります。
 
ナガサウラ
「ナガサウラだ。
 ちょっと、コミに変わるぞ。」
 
コミ(情報八課長・IDMI)
「八課のコミです。
 
 山の座標自体は、前述の通りですが、
 追加情報が一件あるので、ファイルで送ります。
 
 あと、目撃者の方は、
 二課のアキのチームが、引き続き追っています。
 こちらも何かありましたら、また連絡します。」
 
ユルガ
「了解した。ありがとう!」
 

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【丹布土山(たんふどさん) 山中南側】
 
比較的開けた場所を選んで、着陸するアーク3号。
少し行ったところには、やや大きい湖、
須丹湖(すたんこ)が、ありました。
 
ユルガ
「それじゃ、手分けしてかかろう。

 
 私とゴウリ、ユリコとクロスのUSTは、
 それぞれ、聞き込みの方。
 
 B班と科学センターは、山の調査。
 ヒデコ君は、ここで中継役だ。」
 
全員
「了解!」
 

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【丹布土山(たんふどさん) 南側 国道脇】
 
カップルから話を聞いている、クロスとユリコ。
 
クロス
「すると、見間違いでは無いんですね?」
 
池田哲夫(隣町の男性)
「見間違えるわけありません。

 なあ?」
 
皆川美帆(隣町の女性)
「はい。
 確かに山全体が、赤かったです。」
 
ユリコ
「何時くらいでした?」
 
池田哲夫(隣町の男性)
「確か、9時過ぎだよな?」
 
皆川美帆(隣町の女性)
「うん。夜9時は過ぎてた。
 
 気がついた時には、赤かったし、
 何時まで赤かったのかは、わからないけど。」
 
クロス
「さっきの老人は、酔ってたそうだから、
 もしやと、思ったけど…
 
 こっちは二人だし、冷静だよなあ。」
 
池田哲夫(隣町の男性)
「とにかく、
 山が赤かったのは、間違いないです。」
 
皆川美帆(隣町の女性)
「それは私も、保証します。
 
 もう何度も、夜通ってるけど、
 あんなの見たのは、始めてだもん。」
 
クロス
「ありがとうございます。
 またお話し、うかがうかも知れないので、
 良ければアドレス、いただけますか?」
 
池田哲夫(隣町の男性)
「ええ、構いませんよ。」
 

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【丹布土山(たんふどさん) 西側 山小屋】
 
溝井紘(山小屋の管理人)
「いや、冗談じゃないよ!
 山が赤くなるなんて、あるわけないだろ?
 夕焼けでも、見たんじゃないのか?」
 
ユルガ
「いえ、目撃報告があったのは、
 日没後なんです。」
 
溝井紘(山小屋の管理人)
「それならなおの事、何かの間違いだろう。」 
 
ゴウリ
「失礼ですが、当日の夜は、
 山を見てらしたんですか?」
 
溝井紘(山小屋の管理人)
「そりゃ、一晩中、
 見張ってたわけじゃないがね。
 
 見ての通り、窓からも山は見える。
 その夜は何度か、出入りもした。
 
 赤かったら、気がつかないはず無いよ。」 
 
ユルガ
「夜9時前後も、見てらっしゃいましたか?」 
 
溝井紘(山小屋の管理人)
「ああ、
 そのくらいの時間帯なら、起きてたからね。
 異変なんか無いよ。」
 
ゴウリ
「隊長、先のトラック運転手も、
 野鳥観察の男も、見てないと言うし、
 こりゃ、何かの間違いですかね?」
 
ユルガ
「わからんなあ。
 クロスとユリコの方で、
 何か、つかめたかも知れんし。
 
 ありがとうございました。
 また追って、お話しうかがうかも知れませんが、
 構いませんか?」
 
溝井紘(山小屋の管理人)
「あ、ああ、そりゃ構わんけど…
 
 いつもいるってわけでも、ないからなあ。」
 
ユルガ
「お留守の時は、仕方ありませんよ。
 それじゃ!」
 

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【丹布土山(たんふどさん) 南西側 山中】
 
山中を調査中のサントウ室長以下、
タカハシ、キシダに、B班ドノバのチーム。
 
キシダ(第2研究室・科学センター)
「きゃっ!?」
 
サントウ(第2研究室長・科学センター)
「どうしたの?キシダさん?」
 
キシダ(第2研究室・科学センター)
「室長、こ、これ、何ですか?」 
 
振り返ったサントウ室長が、ギョッとします。
 
サントウ(第2研究室長・科学センター)
「ちょっと…
 
 ドノバさん! 来て下さい!」
 
ドノバ
「なんすか?」
 
と、覗き込むと、それは死んだ野鳥でした。
ところが、良く見ると、
足の一部が、枝に融合していたのです。
 
無言のまま、あごをなでて、
じっと見つめる、ドノバ。
 

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【丹布土山(たんふどさん) 須丹湖(すたんこ) 湖畔】
 
湖の周りを、調査中の、
第1研究室ワカヤマ、フジナミと、
B班ユウキ、アカイのチーム。
 
フジナミ(第1研究室・科学センター)
「室長。これ…
 
 何か、出た後じゃないですか?」
 
ワカヤマ(第1研究室長・科学センター)
「まだ濡れてる。新しいな。
 あなた方は専門家でしょう?

 どうです?」
 
ユウキ
「確かに、何か巨大な生物が、
 湖を出入りした、痕跡に見えますね。」
 
アカイ
「これが赤い山と、関係あるのか?」
 
フジナミ(第1研究室・科学センター)
「今、怪獣が出たら、全員非戦闘員ですよね?
 USTに、連絡入れますか?」
 
アカイ
「しかし、生命反応の類は今は無い。
 近くには、いないと思う。」
 
ユウキ
「では、
 出来る範囲の調査をして、戻りましょう。
 それでどうです?」
 
ワカヤマ(第1研究室長・科学センター)
「いや、君らがそう判断するなら、異論は無いよ。
 しかし、怪獣とはなあ。
  
 サントウ君がこっちの方が、良かったな。」
 

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【アーク3号 コクピット】
 
戻ってミーティング中のUST。
 
ゴウリ
「すると、確たる目撃証言は、
 そのカップルだけかあ。
 
 それなら、あと、カップル証言だけ、
 見間違いとわかれば、
 事件は無かったんじゃないか?」
 
ユルガ
「おい、ゴウリ、
 そんな、
 めんどくさいから、無かった事にしよう的推測は、
 感心せんぞ?」
 
ゴウリ
「でも隊長、
 近しい時間帯に、山を見た他の人間は、
 見て無いってほうが、多いんですよ?
 
 酔っ払いの証言も、不確かだろうし。
 
 ホラ、写真だって、
 何にも写って、無いじゃないですか?」
 
スクリーンには、天体観測をしていたと言う、
地元大学生の写真が、投影されていました。
 
星空を映した、ちょうど下の方に、
一部、丹布土山が、写っていた物があったので、
借りてきたのです。
 
時間は夜10:15~11:00にかけてで、
山は正常でした。
 
ユリコ
「山の赤化終了時間が、わからないのだから、
 断言は、出来ないわよ。
 その前に、終わってたのかも?」
  
と、
戻ってくる、科学センター&B班メンバー。
 
ユウキ
「結論から言うと、山には異常が起きています。
 それも、得体が知れません。」
 
ゴウリ
「な、なんだって!?」
 
ここまでの情報を、確認しあう全員。
 
ユルガ
「怪獣だけでも、厄介なのに、
 その鳥の死骸は何だ?」
 
ユウキ
「わかりません。
 各出来事が、関係してるのかも、
 今はまだ、わかりません。
 
 とりあえず、山の赤化と鳥の謎は、
 科学センターと、協力して、
 調査を続けたいと思います。
 
 今回は、ナワテさんがいないので、
 一応、ドノバさんに、
 調査長をお願いしました。」
 
ユルガ
「わかった。
 そっちは任すよ。
 
 我々は怪獣と、証言の洗い直しだな。」
 
アカイが入って来ます。
 
アカイ
「今、シズカ班長と連絡つきました。
 
 ここまでの、データの限りだと、
 自然現象、人為、どちらとも言えないが、
 人為前提が、オススメだそうです。」
 
クロス
「それは… 宇宙人の可能性ですね?」
 
ユルガ
「それなら、もしかすると…
 
 よし、組み合わせを変えて、
 明日もう一度、行こう!」
 

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【翌日朝 アーク3号 格納庫】
 
全員
「ごちそうさまでした!」
 
簡単な朝食を済ませると、席を立つ全員。
 
ゴウリ
「じゃ、俺はクロスと、
 カップルのほう、行って来ます!
 
 ≪シンカー≫借りますんで、誰か管制…」
 
ヒデコ
「ああん、ちょっと待って!」
 
ユルガ
「いいよ、ヒデコ君。
 そっちは、私がやる。
 
 ここを頼むよ。」
 
フジナミ(第1研究室・科学センター)
「手伝うわよ、ヒデコさん」
 
ヒデコ
「すみません!」
 
キシダ(第2研究室・科学センター)
「私達のせいで、大所帯になっちゃったもんね。」
 
食器を集めると、洗い始める3人。
 
サントウ(第2研究室長・科学センター)
「うちの女の子たちはマメね!」
 
ワカヤマ(第1研究室長・科学センター)
「あんたも、女性じゃないのか?」
 
サントウ(第2研究室長・科学センター)
「いや、私、家事はちょっと… 」
 

☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*
 
【アーク3号 上甲板】
 
発進ゲートが、スライドすると、
小型ヘリ≪シンカー≫が、エレベーターから上がってきて、
飛び立って行きます。
 
続いて、ジェットヘリ≪エストブリダー≫が上がると、
反対方向へと、飛び立って行きます。
 

☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*
 

 
【丹布土山近くのドライブイン内 喫茶エリア】
 
ゴウリとクロスが入ってくると、
先に見つけて、手を上げる青年。
 
前のカップルの、池田哲夫と皆川美帆、
もう一人、中学生位の少年が席に座っています。
 
クロス
「ご足労すみません、感謝します!」
 
池田哲夫(隣町の男性)
「いやぁ、良いんですよ。
 僕ら自身、なんだか引っかかって、
 真相を知りたいし。
 
 親父に話したら、嘘つき呼ばわりされて、
 メッチャ、気分悪いし。
 
 あ、こちら、例の河辺くん」
 
河辺一夫(地元土産物屋の少年)
「かわべです。よろしくお願いします!」
 
ゴウリ
「しっかりした、お子さんだ。
 
 いや、緊張しなくて良いよ、ぼく。
 おじさん達は、君達の味方だからね。」
 
池田哲夫(隣町の男性)
「友達連中に、丹布土山の事聞いて回ったら、
 彼がその日、天体観測で写真を撮ってたって。
 
 それで、山の赤化も、見たそうなんです。」
 
河辺一夫(少年)
「これなんです。」 
 
と、渡された写真を見ると、
確かに山が、赤く染まっています。
 
クロス
「物証が来ましたね。」
 
ゴウリ
「すると、大学生の写真のほうは、
 時間がずれてたって事か?」
 
その時、そばに来る二人組みの男。
 

「すみません、私は超常現象雑誌の記者ですが、
 こちらに、山が赤くなった現象を、
 見た方がいると… 」
 
顔を見合わせる、全員ですが、
池田が不思議そうに、聞き返します。
 
池田哲夫(隣町の男性)
「それは… そうですが…
 
 何で、ご存知なんですか?
 USTの方にしか、話してないのに。」
 

「それはこちらも、商売ですから。
 
 あ、お写真、これですね?」
 
当たり前のように、取ろうとする手を、
横から押さえるゴウリ。
 
ゴウリ
「君、失礼じゃないか!」
 
何となく、様子のおかしさを感じたクロスが、
探査装置の、スイッチを入れます。
 
クロス
「瞳孔内にγ-ブチロラクトン反応?
 ゴウリ隊員、こいつら人間じゃない!」
 
ゴウリ
「やっぱり、そんな事か!」
 
腕をひねって、取り押さえようとするゴウリに、
もう一人が、飛び掛りますが、
すぐにクロスもそれを抑えて、投げ飛ばします。

 
クロス
「みんな離れて!」
 
騒然となるドライブイン内で、
男二人は、何とか写真を取ろうと、
また、池田ら3人に襲い掛かろうとしましたが、
ゴウリとクロスが、割って入るので、
諦めて逃げ出しました。
 
ゴウリ
「3人は頼む!」
 
クロス
「了解!
 
 気をつけて下さい!まだいるかも。」
 

☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*☆*゚¨゚゚・*
   

ペタしてね