ナイトウィザード THE ANIMATION 13話

放置しまくってずいぶん遅くなりましたがやっとこオーラスですよ。

くれはの亡骸を抱えても泣かない柊…最初見たときちょっと違和感がありましたが、よく考えたらウィザードとしてはそこら辺の覚悟は割と出来ているのかもしれないなぁ、という気が。そもそもフレイスの炎砦のラストシーンで、魔王化したくれはをぶった切ってますな、柊…。たぶん嘆き悲しむのはやるべき事をすべて終えてから、という気持ちなんでしょう。

アンゼロット・ナイトメア、そしてベル・リオンも動きだし…毅然としたアンゼはかっこいいね！ベルには負けてるけどね！なんか今までそんなでもなかったけどなんだかベルのこと好きになってきたよ。後藤さんの声もかっこいいしなぁ。とてもじゃないが「みっくるんるん」とか歌ってる人と同一人物とは思えない。声優さんってすごいね。（やべぇ。今後藤さんのブログ見てたらもうちょっとで吹きそうになった…てゆーかゴトゥーザ様絵うまいな…）柊も「協力できるところは協力する」みたいな割り切り方ができるあたりただの正義の味方気取りじゃないんだぜ。

ナイトメアの力を借りてエリスの精神世界に入る柊…なんかここだけ作画が違いますが…。聞いた話によるとここのシーンだけバッカーノ！のキャラデザインと作画監督をやられた岸田さんが原画を描いた模様。作監レベルの人を1話使い捨てにするとはなんと贅沢な…。

くれはを生き返らせようとするアンゼロット。本来ナイトウィザードの中には死者蘇生の魔法はないはずなのですが…アンゼのクラスである使徒の魔法の中に生死判定を成功させる（振り直させる？）と言うのがあるらしいです。ちなみにリオンのクラスも使徒なので協力できたのですね。

そして作画で偉いと思ったのが前回破損した柊の右手グローブ。今回もラストシーンになるまで破れたままです。これに気がついたときはおぉーっと思いましたね…。あと10話くらいから服も破れてるんですけどそれもちゃんと作画してますね。こういう細かいところがきちんとしてるっていうのは現場がきちんとしてるんでしょう。

クライマックス。「シャイマールの力だけがゲイザーを傷つけることができる」…ということであれこれとまず視聴者が気がつかないであろう伏線まできっちり回収。さすがのきくたけ節を見事に再現してくれました。そしてなんと柊は卒業できました！おめでとう！都市伝説扱いらしいが…。また高校生に戻らなきゃいいけど。でもフリーランスのウィザードってちょっとかっこいい響き。私服姿ってみたことないからみてみたい…。

そんなこんなで期待に背かず…というか良い意味で裏切ってくれ見事に大団円です。とてもよい作品でした。原作者・スタッフの方々に多謝、であります。