西澤 保彦
両性具有迷宮
怒濤のようなエロの合間にちと推理。かなり作者の趣味に走った一冊。…てか西澤さんのは殆ど趣味に走っているようなものなのにこれ以上走ったらどうなるだろうかというのを体現しちゃったよ、アワアワ。とりあえず電車の中では非常に読みにくいこと請け合いであります。読んだけど。
感想は…うーん、話的には面白かったけどこれは推理小説なのかどうか。どう頑張ってもエロ8:推理2なものだから…。ちなみにエロの部分はどうだったかというと、作者が作者なんでさわやかエロといえばそうなんだけども、自分としては普段ホモは読んでもレズには手を出さないんでちょっときつかったかなぁ…。


友野 詳, グループSNE
ユエル・サーガ・リプレイ(2) かくて秘密は語られた
TRPGリプレイで文庫とかで出ている物をプレイヤーのテンションの高さで比べると、
F.E.A.R物(ナイトウィザード、セブンフォートレス、アリアンロッド等)>グループSNE物(ソードワールド、ガープス)で、さらにその中でソードワールド>ガープスなものだから、なんつーか非常に淡々とプレイしてますよね。盛り上がりに欠けるとかそういうわけではないけれど、なんか冷静って言うか。そもそもサイコロ振る数が桁が違うって言うかw
とりあえず読者&プレーヤーに秘密は語られたけど、キャラクターには語られていないのでこの先何が起こるのか?TRPGのプレイヤーって言うのはこのダブルスタンダードが面白いですね。


矢野 俊策, F.E.A.R.
ダブルクロス・リプレイ・オリジン 残酷な人形
こちらはF.E.A.Rのダブルクロス~。まぁゲームマスターがきくたけさんじゃないのでセブンフォートレスよりは全然冷静なプレイです。きくたけさんのシナリオが、山盛りパーティ料理だとすると、矢野さんのシナリオは味のしみたおでんのようで、なんつーかしみこむようです。たかが遊び、なりきりごっこといわれようと、用意された世界に対して真剣に対峙すれば、そこに苦悩や喜びがあるんだなぁ~ということが実感できるのですよ。ヲホホ


深見 真
ヤングガン・カルナバル バウンド・トゥ・バイオレンス
吉村 夜
黄昏の刻3 赤熱の巨竜
うーん。高校生殺し屋(上)と高校生超能力者(下)のお話。なんつーか両方とも主人公達よりか、脇の年長組さん(虚さん&不知火氏)がかっちょいー!なのです。