元々は会社の「これからのコロナ世界はどうなるのか?」レポート資料として作っていた「世界のコロナ感染状態と対策評価」ランキングだったんだけども、ツイッターでそれなりに反響があったので、ランキングを世界地図マップに色付けして埋め込んでみました。まぁ誰かの参考になれば。

 

基本的にメモレベルの資料なので、小さな島とかそこら辺までは(データー評価はしてるけど)

塗りつぶすのがかなり面倒なのでやっていない。小国が集まるところも「概ねこんな感じのレベルの塗りつぶし」なのでご容赦を。島の領土云々の細かいツッコミも勘弁ね。北極圏のあたりもスルーお願い。なお、白地のところは碌にデーターが上がっていないところって意味です。

 

評価の見方に付いては、概ね上の図に書いてあるんだけども、注意してほしいのは、上の図では「細かいA~B]のところは一緒にしているし、検査数についても煩雑になるので説明していない。だから、正確にそこらへんを示しておくと、

 

☆S評価「コロナ掃討国」

条件(1)約一か月前からコロナ新規感染者が三ケタ常に割り、かつ常に減少傾向を維持している
(2)総感染者数の約50倍のPCR検査を行っている、または人口100万あたりの検査数が約10
(3)総検査数が3万以上
(上記の全てを含む、また基準の理由は後述する)

 

☆A評価「コロナ制圧国」

条件(1)約二週前から新規感染者が二ケタを概ね割り、かつ概ね減少傾向を維持している
(2)総感染者数の約20倍のPCR検査を行っている
(3)総検査数が3万以上
(上記の全てを含む)

 

☆A-評価「コロナ撃墜国」

条件(1)約一か月前から新規感染者が三ケタを概ね割り、かつ概ね減少傾向を維持している
(2)感染集数の合計が1000件以下
(3)総検査数が約5000件以上
(上記の全てを含む)

 

☆B評価「コロナ追撃国」

条件(1)約2週前から新規感染者が概ね300以下で、かつ概ね減少傾向を示している
(2)総感染者数の20倍のPCR検査を行っている
(3)総検査数が3万以上
(上記の全てを含む)

 

☆B-評価「コロナ水際戦国」
条件(1)約2週間前から新規感染者が三ケタを概ね割り、かつ概ね減少傾向を維持している
(2)感染集数の合計が2000件以下
(3)総検査数が1000件以上
(上記の全てを含む)

☆C評価「コロナ防戦国」

(1)約2週前から新規感染者が概ね500以下で、かつ増加傾向を概ね示していない
(2)総感染者数の10倍のPCR検査を行っている
(3)総検査数が3万以上
(上記の全てを含む)

 

となる。D以下は基本検査数は殆ど関わっていないので省略ね。

このA~Bの違いと言うのは、PCR検査数の違いによるもので、実はそこはそれなりに重要な論点なんだが「1000件以上の検査はしていないが、コロナ患者が殆ど検出されずに、ロックダウンと水際だけで何とか出来ている」国と言うのは結構あるのよね。そこは改めて別の図で紹介したいと思う。まぁS評価の国はきちんと検査数も多いので心配しなくて良い。

主に欧州から中央アジアは検査数が多いA組で、アフリカから南米のコロナ評価が高い国は

検査数はあまり多くないけども、長期的に二桁とか一桁の国が多い感じ。

 

あと評価基準について、ありそうなツッコミにもツイッターで答えておいたので、此方も引用しておこう。

 


☆評価基準について

Q1
どうして死亡者数やその率を参照にしないの?
A1
コロナの死亡者数はその把握の定義が結構変わるし、死亡者数が低くても感染者の増加傾向の方が現実的に脅威だから
Q2
百万あたりの検査とか死亡者数とかあまり参照しないのは何故?
A2
コロナは感染するところとしないところが明確に別れるので百万当たりどうこうは評価に関係ないと思う。
(日本も百万あたりが低いっていうよりも、現状必要な検査が足りないことの方が問題だという立場)
Q3
この評価に乗っていない国はどういう国?
A3
検査数が1000以下の国は殆ど乗っていない。あとPCR検査数が上がっていない国も載せていない。