そこからは慌ただしく手続きが進められて行きます。


お支払いしたり…カードが無事決済できて一安心。


個人情報の登録したり…特に免許証は見せませんでしたね。


プロモデルじゃないからかしら。


簡単に時刻合わせのレクチャーも受けました。


ところが私が緊張のあまり、手ががくがく震えて、リューズがまともに操作が出来ません。


夫が代わりに操作して覚えてくれました。


手続きしながら、店員さんがニコニコと質問して来ました。



「これからお食事ですか?」



「…花火を見に行きます。」



「…花火ですか?」



「はい、花火を見に行きます。満員電車に乗る予定です‼️」


そう、この日は花火を見に行く予定でした。


いや、まさかロレックスマラソンを完走するとは思ってもいなかったのです。


この店舗もいつも通り(?)10分で退店して、友人宅に向かうつもりだったのです。


それが購入手続きのため、1時間の滞在。


とてつもない幸せな時間でしたラブ


が、空いてるうちに花火大会近くの友人宅に行くという目論見は見事に失敗しています。



「袋を2重にして、外からお品物が分からないように厳重に包装させていただきますね❗️」



「ありがとうございます爆笑



全ての手続きが終了して、店員さんに付き添われてお店を出ます。


入り口からちょっと外れたところで、品物を受け取りました。



「本当にありがとうございました。私にとって記念日になりました。」


女神様がにっこりと笑って下さいましたニコニコ


「ご紹介出来て良かったです。どうか、ご愛用ください。」


万感の思いで、店員さんから商品を受け取ります。


ふと視線を感じて振り返ると…


入店待ちの10人くらいの方々からガン見されてましたキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロ


分かる分かる…、…。


私も買ったっぽい方を見かけたら、いつも羨望と羨ましさに歯噛みしながらガン見してました…、…。


そうして念願のロレックスを手に入れた私達は、夫が決死の覚悟で抱え込み私が前に立つと言うフォーメーションで、花火会場への行き帰りをなんとか乗り切ったのでしたのでした。


いや、マジで混んでて死ぬかと思った‼️‼️‼️


こうして私のロレックスマラソンは終わりを迎えました。


家に無事帰ってのんびりしながら、夫にお礼を言いました。



「ありがとう、あなたがロレックスマラソンを言い出してくれたお陰で、素敵な時計を手に入れられたよ。照れ



「…、…。」



「これでロレックスマラソンも終わりかと思うと少し寂しいような。」



「…、…。」



「やー、でも面白い経験だった。爆笑



「…、…僕も欲しい。」



「は?」



「僕も欲しいんだよぉぉぉぉぉ❗️」


ですよねぇぇぇぇ‼️‼️‼️


なんとなくそんな気はしてました。


どうやらロレックスマラソンはまだ終わらないようです。


俺たちの戦いはこれからだ❗️プンプン