ニセコ駅隣接地にある旧新得機関区転車台付近に、来年里帰り
するニセコエクスプレスが里帰りします。
11月5日から本格的な保存線の敷設作業が行われますが、
11月4日にはその下準備が行われました。
レールを敷設する場所を掘り下げます。
普通はバラストを積み上げるのですが、将来的にニセコエクスプレスを
転車台の上に載せて展示したいので、転車台のレールの高さに
あわせて掘り下げます。
しかも当初の工事計画にはなかった転車台直前までレールを敷設して
くださるとのことです。
保存線と転車台の連結などは将来的な話だと考えておりましたので、
業者様の保存活動へのご理解に感謝です。
明日からはレール敷設作業に入ります。
本日の作業おつかれさまでした。
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ニセコエクスプレスを転車台に載せて回転することができれば、
背景が「羊蹄山」の日や「ニセコ大橋」の日など変化をつけることが
できます。
さらに、転車台上に車両が載ることで転車台の役割も理解しやすく
なるのではないでしょうか。
以下の写真の転車台上には、ニセコエクスプレスがこちらをむいて
停まっている姿を想像しながらご覧いただければと思います。
「ニセコ大橋バック」
黄色がアクセントとなっているニセコ大橋を背景にニセコエクスプレス
が撮影できます。里帰り時はこの向きで展示します。
「羊蹄山バック」
転車台上のニセコエクスプレス、函館本線の現役列車、
蒸気機関車9643、倉庫群は一つのフレームにおさまります。
ただ…。
里帰りする来年にはニセコエクスプレスを転車台上に
載せることは難しい状況です。
まず20年間以上、転車台ピット内の枕木は腐葉土などに埋もれて
いたことで腐食や土に返っているのです。
今後ですが、各地で行われている「枕木オーナー制度」などを真似して、
ニセコの転車台の枕木を更新できないかなど、色々と頭を悩ましています。
なお、転車台上まではウィンチなどを使って引き出しを考えています。
早く転車台にニセコエクスプレスを載せて、様々な角度からニセコエクスプレスや
ニセコの山々などと撮影できる良いスポットとしていきたいです。