永劫回帰 -39ページ目

永劫回帰

価値なき存在

 
 
 
 

夏を迎えようとしているこの部屋は

 

 

年中西陽に焼かれているものだから

 

 

今もオーブンみたいに私を料理している

 

 

「熱中症に注意しましょう」

 

 

なんて声を流しながら行き過ぎるどこかの車

 

 

カーテン越しの喧騒は排気ガスを混えて室温上昇に寄与している

 

 

私を料理するには実にエコなことだなと額に湧く汗を拭いながら考える

 

 

エアコンのリモコンを手にして先月の電気代を思い出す

 

 

そんなことを気にして乾涸びてしまっても仕方ないのだけれど

 

 

どっちにしても結末は同じじゃないかと頭に浮かぶから

 

 

このまま限界まで行ってみようかとも思う

 

 

やっぱりこの世界は私を料理しようとしているんだろうな

 

 

暑さで脳が溶け出したようだ