お友達から借りた手塚治虫のブッダ。
ブッダ全巻を読み終わっての感想。
『人間って不自由だからこそ自由を求めるのかな?』
どんな立場の者であっても、誰もが一度は自問自答するであろう、死への恐怖、死後の世界、生きるとは何か?生きる目的とは?という課題について教えを説いてまわったブッダ。
ブッダも同じようにそれらの課題を抱えながら死を迎えるその時まで生き抜いた。
でも、何故こういう課題に直面するのか?
それは、本来なら自由であったはずのものが不自由になったとどこかで分かっているからじゃないかな?と思った。
地球という3次元の世界でヒトとして生きていくためには肉体が必要だけど、肉体があることによって地球にいられる反面、肉体があるからこその制限がかかる。
今すぐ北海道に行きたいと思っても、地球では実際に北海道まで行くにはチケットを予約して飛行機に乗って移動をしなくてはいけない。
本来、自由であるはずの魂は肉体を持った途端、急激に動きが遅くなる。
もちろん、肉体を持ったからこそ3次元として意識や意思をカタチで表せられるようになったのだけど、魂的には肉体を持つことに慣れていないから上記のような疑問を抱えるんじゃないかな?と思う。
不自由だからこそ自由を求める。
自由だからこそ不自由であることを求める。