

今年の初頭から勉強をすすめてきたパーマの技術にスチーム&クリープががあります。
簡単に言うと、ダメージを抑えてしっかりしたウェーブをかける。
書いてみると至極普通のことなんですが、、
わかりやすく言うと、パーマの概念は
寒天を液状に溶かす(1液で髪の結合を切る)
型にいれ (ロッドを巻く)
冷やす (2液で再結合させる)
感覚的にはちゃんと溶かす(1液の時間をとる)=パーマがしっかりかかる
それに対して、髪はアルカリに弱いのを考慮していくと
寒天が柔らかくなる程度まで戻したら (1液の作用を最低限に抑える)
型に入れて蒸し器にいれて蒸す (ロッドを巻く+スチーム)
自然に冷めるのを待つ (クリープ+2液)
必要最低限だけ1液を作用させたら薬液は完全に洗い流して過剰作用を止めます。
その後ウェーブ効率を上げる為スチームを利用。2液の前にウェーブが固定する時間(クリープ)をおくことによって髪の本来の性質を極端に変える事なくウェーブの固定を目的とするのがスチーム&クリープの理論です。
言葉足らずな表現ですが概要はお分かりいただけるかと。
最近これにハマっています。
感触・櫛通り・ウェーブ効率どれも良好です。
すでに前回スチーム&クリープでおかけしたお客様が再来店の際、
「洗った時はちょっとウェーブがユルイかな?と思ったのだけど乾かしていくうちにフンワリしてしっかりしたパーマが出てきて、この2ヶ月間とっても手入れがしやすかったわ」と。。
これって、形状記憶パーマですよ。。あんなに熱を加えなくても大きくてしっかりしたウェーブは可能になってきました。