フラーレン

1: フラーレンとは
フラーレンは星間物質(宇宙空間に存在する微量物質)の研究から偶然発見された物質で、あたかもサッカーボールのような形をした炭素原子が60もしくは70の多面を有する巨大炭素分子です。フラーレンの発見、その構造を推定したライス大学(アメリカ)のカール博士、スモーリー博士とサセックス大学(イギリス)のクロトー博士は1996年にその功績でノーベル賞を受賞しました。

世界で最も権威のある学術誌の一つである「サイエンス」に1991年に発表された論文はライフサイエンスの研究者に衝撃を与え、フラーレンがあたかもスポンジのように生体に有害であるRadical(ラジカル、活性酸素を含む活性分子種)を分子レベルで消去吸収して無害化するという内容のものでした。


2: フラーレンの働き
フラーレンは研究が進むにつれ、エイズやパーキンソン病など様々な難病への応用が期待されるようになってきました。現在分かっているだけで、下記のような効果が判明しています。

1) 活性酸素除去

2) 老化防止(テロメア維持機能)

3) シワの抑制

4) メラニン細胞からのメラニン生成を抑制し、還元漂白作用を示す

5) セルライト抑制効果

6) 紫外線防御

7) 毛穴引き締め効果

 肌老化はもとより様々な疾病の原因とされる活性酸素。
この活性酸素を消去する抗酸化成分としてはビタミンCが 有名だが、その125倍とまでされる抗酸化力、さらに細胞レベルで消去する作用が確認され コスメシューティカル(高機能性化粧品)市場で脚光を浴びているのがフラーレンだ。

活性酸素消去をはじめ、細胞死亡防御、メラニン産出抑制、 セルライト抑制など広範な機能性が次々と明らかにされ、アンチエイジング化粧品市場で急ピッチ配合投入されている。
 

ビタミンCの125倍の抗酸化力ってドンダケ?な感じですね。美白効果もあるみたいで。

あとは値段ですね。