パンク:アティテュード
70年代初頭から現在に至るまでのパンクロックムーブメントの歴史をインタビュー形式で振り返るドキュメントムービー。出演者も豪華でPUNKのきっかけとなる『VELVET・UNDERGROUND』『MC5』『NY・DOLLS』から、『RAMONES』を筆頭に、いわゆるPUNKバンドと言われた『SEX・PISTOLS』『CLASH』『BUZZCOCKS』などなど、結構いろんな人達が出てきます。これを見ればPUNKの繁栄から衰退、そして現在に至るまで、すべてが分かると思います。アーティスト以外では、映画監督の『ジム・ジャームッシュ』がインタビューを受けていますが、「お前は評論家かっ!」っと突っ込みを入れたくなるほど彼は詳しいです。彼の映画は好きでよく観ていたのですが、インタビューを聞くと、元は音楽から入っていったみたいなので、その辺りのアーティスティックな感性を無意識ながら感じて観ていたのかもしれません。あとはPUNKと言えばファッションにも多大な影響を与えています。マルコム・マクラーレンは写真でくらいしか出てこないのですが、ヴィヴィアン・ウエストウッドの若かりし頃の映像が出てきて、なかなか興味深いです。最近の『NANA』何かにインスパイアされた、ロリパンク、ゴスパンク系の女の子でPUNK・ROCK自体をそんなに知らないって人は、自分のファッションのルーツがどんなものなのか知ることも出来るので、一見する価値はあるかもしれません。ドキュメントと言っても延々続くインタビューに過去の映像や写真を混ぜてるだけで、マイケル・ムーアみたいなエンターテイメント性はゼロの映画ですが、少しでもPUNKに興味のある人、葬式でもラモーンズを流したい生粋のPUNK野郎、どちらが見ても、なかなか楽しめる内容だと思います。たまには過去を振り返ってみるのもいいのでは?