「催眠」と聞くと、日本ではずいぶんと怪しがられます?
でも実は‘サイミン’って心理学のひと分野で、何十年も前から医療や臨床心理の現場で利用されてきた技術なのです。
アメリカでは出産の痛みを取り除く方法としても使われています。
残念ながら日本では数十年の遅れがあるようです。
もともと
催眠の技術は医療に近しい形で発展してきました。
イギリスでクロロフィルという麻酔が誕生するまでは、鎮痛術とされていました。
心から身体への直接的な効果を狙ってのものです。
現在においても催眠を使ったダイエット等があります。
またビジネスのコーチングの一部として使われることも広く知られています。
ではもし、その力を恋愛に利用したらどうなるでしょうか。
以下は催眠の話をする前の基礎知識として掲載しました。
心理誘導という分野になるでしょう。
(参照:林貞年(2010)『魅惑の催眠恋愛術』現代書林206pp.)
1.まずは呼吸を合わせる! 「呼吸ペーシング」
「よく気が合う人のことを『息ピッタリ』と表現したりしますが、
相手の呼吸と同じペースで呼吸するだけで『この子とは気が合うな』と思わせることができます」
幼馴染など、昔ながらの友人と話しているときには、双方の呼吸のペースって実は一致しているものなのです。
そこから生まれる居心地の良さを意識的に作ろうというのが最初の「呼吸ペーシング」というテクニック。
相手が誰かほかの人と話し始めた時、相手の肩や腕などを見て呼吸をつかみ、それに合わせてあなたも呼吸をしてみましょう。
2.感情に同調する! 「カタルシス・ストラテジー」
「相手が嬉しそうに『今日、契約が一件取れたよ!』と言ってきたら、
あなたも嬉しそうに『何ていう会社?』などと聞いてあげる。
相手が声を荒げて『課長のヤロー、ふざけんな!』などと言って肩で呼吸していたらあなたも同じように声を荒げて
「課長に何か言われたの!?」と、肩で呼吸しながら話を聞いてあげましょう」
これは、相手の感情に同調した上で発散をさせてあげる「カタルシス・ストラテジー」というテクニック。
相手との気持ちを一つにして、何でも話したくなる女性になりましょう。
3.ホッとする空間を操る! 「アンカーリング」
「ある刺激で関連性のないものが想起される『アンカーリング』という心理現象を応用して、
意中の相手の心に好印象を定着させましょう。例えば、職場に好きな相手がいたら休憩に入るころを見計らって、
おもむろに相手の腕などに触りながら『お茶入れましょうか?』と、アンカーを打つ。お菓子を持っていき、
『ひと息入れてください』と、肩をポンポン軽く叩く。
このように、あなたが体に触れた場所と、休憩時間のホッとする空間にアンカーを打つのです」
ホッとする空間・感情を結びつけるアンカーを繰り返し何度も打っていると、
やがて相手はなぜかあなたを見るだけで安心するようになり、大切な存在だと思うのだそう。
4.恋愛感情に火をつける! 「イメージボックスの活用」
「だれしもが『親は私のことを知的で真面目だと思っている』といった、
相手が本当にそう思っているかは確かではないけれど、「あの人は私をこう思っている」と勝手に思い込んでしまう性質を持っています。
人は、相手の心の中に肯定的な自分がいることがわかると、その相手に良い印象を持つようになり、さらに、その自分を育てたくなります」
これを利用して「私の中には肯定的なあなたがいますよ」とアピールをしてみましょう。
あなたは相手に好意を持っていると告げたわけではないのに「この子自分に気があるんじゃないか?」と、
相手自身の考えとして思わせることで、相手の潜在意識はあなたに集中し、他の女性から意識が薄れていきます。
この勝負、相手の頭の中をあなたが一番陣取った時点であなたの勝ちです。
いかがでしたか? どれも相手の潜在意識・無意識に働きかけるものなので、その効果は絶大です。
ぜひ、この恋愛催眠テクニックを活用して、意中の相手をゲットしてください。
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