【ミッションD:侵入任務を遂行するなら…】

 

 

◎コメディー台本

◎10~15分程度

☆約束☆

・配信でご使用する際は許可を取る必要はありません。ご自由にご使用ください。

・番組名や説明欄にタイトルを書いて頂けたら助かります。

・演じられた後、コメントなどに演じた場所?(URLなど)教えて頂けたら嬉しいです。(覗きに行きたいので…)

・話口調を男性寄り、女性寄りに変更していただいても大丈夫です。アドリブとかも入れていただいて構いませんが、他の演者様が困るような事や結末を変えるなどはお控えください。

・みんなで楽しく声劇をしましょう!!

隊長:(性別不問)とある部隊の隊長。基本ツッコミ。
 

隊員A:(性別不問)とある部隊の隊員。基本、元気。役名は演じられる方の名前で大丈夫です。
 

隊員B:(性別不問)とある部隊の隊員。基本、のんびり、たまにテンションが上がるタイプ。役名は演じられる方の名前で大丈夫です。


役表


隊長:
隊員A:
隊員B:

 

ー-------------------------------------

 

 

隊長:こちら、隊長。全員聞こえるか?どーぞ。
 

隊員A:こちら、隊員A。無事、敵の基地に侵入できたであります!!いぇい!!
 

隊長:ばか!声でかいわ!もうちょい声抑(おさ)えろ。隊員B、そっちはどうだ?どーぞ。
 

隊員B:いやぁ、良い壁ですね。ヒノキかな?これは。おや、床暖房ですか?うわぁ、暖(あった)かいなぁ。もう、ずっとこうやって横になっていたい。
 

隊長:お前、何やってんの!?家の内見(ないけん)来てんじゃねぇんだぞ!?いいか!?潜入中だからな!?わかってる!?
 

隊員A:(いつもより元気よく)もちろんであります!!!!
 

隊員B:(いつもより元気マシマシで)合点承知(がってんしょうち)であります!!
 

隊長:なに!?君ら怖いもんなしなの!?
 

隊員A:そういう隊長も声でっかいですよ?
 

隊員B:気をつけてください、敵はどこにいるか、わかりませんよ?
 

隊長:(色々言いたいことを飲み込んで)…いいか?今回は敵の基地に侵入し、テロの

計画を阻止する。人々の命運が握(にぎ)られているんだ。わかってるな?
 

隊員A:隊長、隊長。
 

隊長:どうした、隊員A。
 

隊員A:なんか捕まっちゃいました。(照れ笑い)
 

 

隊長:志半(こころざしなか)ばどころか、スタート位置に着いたばっかりで!?
 

隊員A:あ、隊長、ちょっとここの組織の方達に呼ばれたので、ちょっと待っててくだ

さいね。通信しゅーりょーっ!
 

隊長:家族に呼ばれた感覚で通信切るなっ!!ちょっと!?隊員A!?隊員A!?く

そ、つながらん!
 

隊員B:隊長、隊長。
 

隊長:なんだ、もう早速、やばい事が起きて…
 

隊員B:計画が入った機密(きみつ)情報手に入れました。
 

隊長:いや、優秀が過ぎるっ!!仕事早すぎんか!?い、いや、よくやったぞ、隊員

B!
 

隊員B:ただ少し残念な事が起きてまして…
 

隊長:なんだ!?
 

隊員B:いま敵から絶賛(ぜっさん)逃走中であります。
 

隊長:いや、お前も見つかってんのかーい!!なんだ、情報手に入れた時に警報(けい

ほう)でも鳴ったのか!?
 

隊員B:いえ、手に入れてテンションが上がってしまい、小躍(こおど)りしてる所を見

つかりました。
 

隊長:やっぱりバカだよ!お前!
 

隊員B:どうしましょう、このまま隊長の所に戻っていいですか?結構な人数がいます

けど。サッカーチーム作れるくらいいますよ?
 

隊長:なんとか倒すなり撒(ま)いてくるなりして、どうにかしてこい!まったく…と

りあえず、隊員Aを助けに行くか。
 

(すると、館内アナウンスがなり始める)
 

音声A(隊員A):(デパートとかのアナウンスっぽく)ピンポンパンポン。迷子のお知ら

せを致(いた)します。とある組織よりお越(こ)しの隊長様、とある組織よりお越しの隊長様、隊員Aさんがお待ちです。18階「トラップてんこ盛りエリア」までお越しください。ピンポンパンポン。
 

隊長:罠に引っかけるの下手か!!なんだ、いまの!!雑(ざっつ)!!
 

音声A(隊員A):(デパートとかのアナウンスっぽく)ピンポンパンポン。隊長様、隊長様。早くお越しください。なるはや、なるはやでよろしくお願い致(いた)します。ほら、ダッシュ、ダッシュ。ピンポンパンポン。
 

隊長:なんだ、めちゃくちゃ急(せ)かしてくるな。くそ、通信も繋(つな)がらないし、行くしか…。
 

隊員B:こちら隊員B。こちら隊員B、隊長聞こえますか?
 

隊長:どうした、隊員B。
 

隊員B:(海外ドラマ風に)良いニュースと悪いニュースがあるのですが、どっちから聞

きますか?
 

隊長:…じゃあ、良いニュースからで…。
 

隊員B:なんとか敵から逃げ切りました。
 

隊長:で、悪いニュースは?
 

隊員B:落とし穴に引っかかって捕まりました。助けてください。
 

隊長:お前も捕まるんかい!!
 

隊員B:安心してください!中にクッションが詰まってたのでケガはありませんっ!!
 

隊長:敵も敵で優しすぎんか!?
 

隊員B:というわけで、助けてください。
 

隊長:結局、行かなきゃいかんのかあああぁぁぁ!!!!
 

(全速力で18階まで階段を走る隊長)
 

隊長:(息切れしながら)はぁ…はぁ…はぁ…来たぞ。
 

(天井にロープで吊るされてる二人。)
 

隊員A:あ、隊長、待ってましたよー。
 

隊員B:隊長、助けてー。
 

隊長:お前ら…はぁはぁ…助けに…はぁはぁ…来たぞ…。
 

隊員A:隊長ー、私達を助けたければ、そこにあるレバーを引けって敵の人達が言ってました。
 

隊長:は…?レバーって5つくらいあるけど?
 

隊員B:その中のどれかが当たりで、残りはハズレだとも言ってました。
 

隊長:なんだ、それ?敵の奴らも何を考えてんだ?
 

隊員A:隊長ー、早く助けてくださいよー。
 

隊員B:へるぷみー。
 

隊長:なら、この赤いレバーを…っ!
 

(レバーを引くと隊長目がけてガスが噴射される。)
 

(あ、大変大変!隊長さん、ザマスが似合うマダム口調になってるザマスよ?)
 

隊長:(ここはアドリブです。咳払(せきばら)いしてから、二人の心配をしてあげ

て!)
 

隊員A:隊長…。
 

隊員B:隊長…。
 

(あ、隊長さん、口調戻りましたね!よかったよかった。)
 

隊長:な、なんだったんだ、今のは…。くそ、外れだったみたいだな。なら、次はこ

の青いレバーを…よっこいしょ。
 

(レバーを引くと隊員A目がけてガスが噴射される。)
 

(大変大変!!隊員Aさん!ドラ〇もんみたいな声になってしまうガスです!大丈夫ですか!?隊員Aさん…いや、ドラ〇もん!)
 

隊員A:(ここはアドリブです。咳払いしてから、ドラ〇もん口調で二人の心配をしてあげてください。)
 

隊長:ドラ…隊員A、大丈夫か!?
 

隊員B:大丈夫?ドラ〇もん。
 

(あ、声が戻ったみたいですよ!よかったよかった。)
 

隊員A:え…?ドラ〇もん?なんの事?
 

隊長:なんて、恐ろしいトラップだ…。
 

隊員A:隊長、気をつけてくださいね。
 

隊員B:隊長…お願いしますよ?
 

隊長:…何がだ?
 

隊員B:何とは言いませんが、本当にお願いしますよ?
 

隊長:ああ!任せろ!!この黄色のレバーを!!
 

(隊員Bの前にガスが噴射される機械が出てくる。)
 

隊員B:隊長このやろおおおおお!!!!!
 

(ガスが噴射される。)


(大変大変!隊員Bさん、そのガスは吸うと声が夢の国の住人のミッ〇ーみたいになってしまうガスです!)
 

隊員B:(ここはアドリブです。咳払いしてから、周りにどこか声が変わってないか、確認してください。)
 

隊長:ギリギリを攻めたな。
 

隊員A:危ない危ない。
 

(あ、隊員Bさん戻りましたね!一安心ですね!)
 

隊員B:地獄か、ここは。
 

隊長:しかし、残り二つか…。どっちだ。
 

隊員A:隊長!
 

隊員B:隊長!
 

隊長:こっちだあああぁぁぁ!!!!
 

(あ、はずれです。)
 

隊長・隊員A・隊員B:ウソだあーーーーー!!!!
 

(こ、これは全員、すっごいしゃくれてしまうガスです!!あ、あぁ…アゴがどんどん前に…。なんてこったい。)
 

隊長:(ここはアドリブです。咳払いしてから隊員達の安否の確認と自分がどうなっているか聞いてください。)
 

隊員A:(ここはアドリブです。咳払いしてから隊長と隊員Bの安否の確認と自分がどうなっているか聞いてください。)
 

隊員B:(ここはアドリブです。咳払いしてから隊員達の安否の確認と自分がどうなっているか聞いてください。)
 

(わちゃわちゃと混乱する三人。)
(あ、全員、戻ったみたいですね!)


隊長:も、戻ったか?
 

隊員A:なんか、疲れた…。
 

隊員B:なんて罠、置いてったんだ、あいつら。
 

隊長:と、とりあえず、これが正解か。
 

(降りて開放される二人。)
 

隊員A:とりあえず、早く脱出しましょ。
 

隊員B:さっさと出ましょう。こんなとこ。大丈夫です。機密情報はしっかりコピー取

ってあります。
 

隊長:よし!脱出だ!!
 

(脱出する隊長達。)


隊長:しかし、敵を一人も見なかったが、どこに行ったんだ?
 

隊員A:なんか、見つかったから逃げるって言ってましたよ?
 

隊員B:クモの子散(ち)らすように逃げていきましたね。
 

隊長:逃げ足早いな、おい。
 

隊員A:じゃ、我々も逃げきれた事でありますし。
 

隊員B:アレ、やりますか。
 

隊長:アレ?
 

隊員A:爆発は芸術だーーーー!!
 

(隊員Aは何かのボタンを取り出し、ボタンを押すと侵入していた基地が爆発する。)
 

隊長:へ!?ば、爆発!?お、おい、何がどうなって…
 

隊員B:まだ甘い。ポチッとな。
 

(さらに爆発する基地。)


隊長:お、おい、お前達…?
 

隊員A:我々に恥ずかしい思いをさせた基地なんてチリになって消えてしまえばいい。
 

隊員B:二度とあんなふざけた物を作ろうなんて思わせないように徹底的(てっていて

き)にやらないと。
 

隊長:いや、怖い怖い怖い!!お前達、目の光消えてるぞ!!怖いから!!
 

隊員A:全部壊れちゃえばいいんだーーーー!!!!!
 

隊員B:燃えろ燃えろーーーー!!!!!
 

隊長:おい、ちょ!やりすぎ、やりすぎ!!あ、隣りの誰もいない廃(はい)ビルと

か、たまたま誰もいないちっちゃめの雑木林(ぞうきばやし)に炎が燃え移ってるから!!

 

隊員A:ふー・・・すっきりした♪

 

隊員B:これで、二度とあんなふざけたもの作ろうなんて思わないだろうね。

 

隊長:なぁ、お前ら・・・、あたり一面焼け野原なんだけど・・・。
 

隊員A:あ…。
 

隊員B:隊長、逃げ・・・本部に戻りましょう。
 

隊長:え・・・?
 

隊員A:おのれ、テロリスト共め!!ケガ人がいないとはいえ、なんて事を!!

 

隊長:いや、これの大半、お前らだからね!?
 

隊員B:許すまじ!!
 

隊長:いや、お前らが許されんわっ!!
 

隊員A:とりあえず、報告がてら戻って、もみ消・・・じゃなかった!!データを記入しないと!!

 

隊長:おい!?いま、聞き捨てならないこと聞こえたんだけど!?

 

隊員B:さあ。急いでテロリスト共のせいにしに行きましょう!!

 

隊長:せめて、隠せよ!?

 

 

 

 

Fin

 

 

 

 

演じて頂きありがとうございました。

今後も煮成焼也(ニルナリヤクナリ)の台本をよろしくお願いします。
 

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