予定日はホワイトデー。
私としては2月中に生まれてきてもらいたいと思っていたら28日の朝破水し、
翌朝3月1日には我が子と対面することができました。
なんて親孝行な我が子なんでしょう!!
すでに親バカな私たち夫婦です。
我が子をみて抱かせてもらい、まず思ったことは
『この子はどこから来たのだろう?』ということ。
もちろん、
私のおなかにいたのですが初めて顔を見るこの子が我が子という実感がわかず、
なんだか不思議な感覚に包まれているようでした。
出産からしばらく経って、
おなかを蹴っていた足やエコーで見たしぐさを我が子から見る度に
(私のおなかの中にいたのね)と感じるようになりましたが、
あの日のあたたかく光に満ち穏やかな不思議空間の感触は今も頭の中にあります。
さて、
生まれたての赤ちゃんって本当に小さいですね。
今まで生まれたての赤ちゃんを見ることがなかった私にはとても小さく感じ、
標準よりもおチビちゃんなのかと心配しました。
(赤ちゃんって生まれた時からムチムチくんで生まれてくると思っていたのです。
今考えると、そんなに育ってしまったら出産がたいへんですよね。)
しかし、おなかでしっかり育ってくれていて3146グラムあったのですから、
お医者様方には「いやいや、十分に大きいよ。」と言われました。
名前は既に決めてあったので、
我が子は生まれて数分で名前が付けられました。
母子同室の病院で始まった我が子との日々。
始めのうちは『壊れてしまうのではないか?』と心配で、抱くことも触ることも怖かったです。
自分で産んだにもかかわらず、
赤ちゃんという存在がものすごく神秘的で神々しく、儚げなものに思えました。
退院の日は、
まだ肌寒いけれど晴天のきれいな空の色をした日でした。
まだ外気に触れたこともない我が子。
この子は羊水に囲まれたおなかの中から出されて空気を吸うことすら大変なことなのだと感じた時、
ひとまずはヨーロッパは胸の奥にしまっておこうと思いました。
私は母として、
まずはおなかの外の生活に少しずつ慣らしてあげることが使命なのだと……。
一日一日、
この世界に順応して成長を見せてくれる我が子。
この子の歩幅に合わせて、この素晴らしき世界を教えてあげたいと思いました。