続きです
妊娠と言えば
長女も次女も
とっても不可思議な時間だった。
次女は博士課程の際
論文発表の一ヶ月前妊娠していると知った。
発表を終えて
ああ、ゆっくり出来ると感じた。
身ごもるのみ。。。
あの頃も時間がゆっくりゆっくりだったと思う。
人形作りに凝った。
沢山ミシンを踏んだ。
次女と同い年の姪っ子には
手作りの人形が遊ぶモービルをプレゼント。
星や月に乗っかる人形だった。
。。。。。。。。。
あの感覚はいまでも時々感じる。。。
たとえば
風邪
めったに無いのだが
熱がある際、やれやれと感じる
ああ、休みたい
ああ、休むことができる。
そして
キッチンは
休みにおいでと話しかける。
休んでもいいんだよと。
創ろうと。。。
あの頃 私達はVさんの農場に住んでいた。(過去の記事ーリンクはコチラ)
あのキッチンは私の憧れのに一番近いのではないかと思う。
農場で採れた新鮮な野菜で料理したキッチン。
シンクの上の大きな窓からは透き通るような青い空や樹の梢がみえて
寒い日々は薪ストーブをつかいパンを焼いた。
あの頃9歳だった長女は犬達と一緒に農場を歩き回った。
家から下れば綺麗な水の小川。
登れば森林。
お昼ご飯が出来る度の大きな声で呼んだ。
長女は沢山の犬達と一緒に走ってきた。。。
一度、いくら呼んでも帰って来ないので
探しにいった。
高い所から見える牧場。
長女は大の字に寝転んでいた。
その周りには犬達が囲んで寝そべっていた。
空に流れる雲に見惚れていたのだと思う。
余りにも可愛らしいので声もかけれず
時間が止まった。。。。
。。。。。。。。。。
大きなキッチンだった。。
2ネートル半の大きなテーブルがあり
パーティの時は仲間が集まってわいわい料理する。
インテリア好きのVさんはブラジル中から
あるいは外国からのいろいろなコレクションがあり
素敵なキッチンだ。
壁は真っ青に塗られている。
窓の外に見える空と同じ色。
この色にはちょっとしたストーリーがある。
私達が一緒に住んだ頃はたしか無難な白だった。
しかも大分よごれた壁。。。
その後Vさんは博士課程で2年間スペインに留学した。
その間農場にすんだのはDさん夫婦。
奥さんのFさんは大胆な色を使ったインテリアが好きで
全て塗り替えた。
しかし
Vさんが頑固にキッチンを塗り替えなかったのはあるわけがあった。
それは
壁に点々とついたカエルの後足。。。
何年か前、最後に家を塗っていたとき
夜中にキッチンに置いてあったペンキにカエルが飛び込み
そのあと壁を登っていった後足が点々とついていた。
朝見付けた時のどんなに笑ったか。。。
それがあまりにも可愛いのでそのまま残してあった。
何年間も。。。。
優しいFさんはキッチンを塗り替える時
あの足跡を丸あるく残した。
真っ青な壁にはまるでシャボン玉のように丸い玉が天井まで上り
その中にはカエルの足のスタンプがある。
。。。。。。。。。。。
私の憧れのキッチンには
Vさんの農場のようにどでかい木のテーブルがある。
仲間10人位わいわい座れるテーブル。
それから
わき水から来るふんだんで綺麗な水が吹き出す蛇口。
冬はちょっと冷たいかなー。。。
そして
新鮮な野菜。。。
薪を使うオーブンの匂い。。。。