女は魔女 | サバンナとバレエと

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ブラジルからの便り

私の年代は
70年代のウーマンリブの影響で育った。
とにかく女性は男性のように生きるべきだという思考。。。

男と同じように認められる事
仕事をもつこと
男に頼らないこと。。。


まるで
男性と同じように生きることが
女性としての性差別から逃れられるような感覚。。。。


実に長い間、男性と同じように競い
認められたい欲望の中で過ごしていた。



母親でなければそのような生き方も可能だと思うが
家族の中での役割をこなすことは
とにかくシンドイ。

妻であること
母親であること
主婦であること
その上『仕事』。。。
全ての役割を十分にこなすのはかならず無理がある。

ブラジルでは子守りやお手伝いさんに頼ることも可能だが
それでも
家庭や子育てを第三者に任せることはそう簡単ではない。

私の親友のSさん。。。
あるクレジットカード会社の重役。
子供達が小学校に入ったころ
突然病気がちになった。
長年、信頼できるお手伝いさんに任せていたのだが
一体なにが原因だったというと
食事。。。
幼稚園では学校で昼ご飯を食べていたのだが
小学校に入ってから家で食事をするようになり
好きなものを食べさせていたらしい。

彼女はプロの栄養士を雇い
お手伝いさんに料理を教え
献立を作ったそうだ。
並大抵な努力ではない。


私は
数年前、そのような生き方にすっかり疲れてしまい
専業主婦へと切り替えたのだが
家事や子育てをしっかりこなすことがどれだけ困難なのか
あらためて実感している。

心地よい清潔な家。
家族を癒すやすらかな心。
細々な管理。

女性であるからの才能だと思う。
一体何故男性と同じようになりたかったのだろう。
女性である能力を認めることが本当のウーマンリブだと思う。


私はこの生活の中で
魔法使いになったような感じがする。

小さな小さな魔法を学ぶ毎日。
小さな小さな達成を喜ぶ毎日。

それらは
ある掃除の仕方や
ある植物の育て方や
ある思いやりの仕方や
愛情の育て方。。。

それらは全て魔術のように素晴らしい。

ウィッカ。
魔女
女神。

魔女が帚にまたがうことも
大きな鍋を使うのはそんな意味があると思う。

私達、女性は誇りをもって
皆、魔女。。。。