ブラジルのミュージシャン、Gilberto Gil.
新しい曲の歌詞にまったく感激してしまった。
したがって長い間やってなかった翻訳。
não tenho medo da morte
mas sim medo de morrer
qual seria a diferença
você há de perguntar
é que a morte já é depois
que eu deixar de respirar
morrer ainda é aqui
na vida, no sol, no ar
ainda pode haver dor
ou vontade de mijar
a morte já é depois
já não haverá ninguém
como eu aqui agora
pensando sobre o além
já não haverá o além
o além já será então
não terei pé nem cabeça
nem figado, nem pulmão
como poderei ter medo
se não terei coração?
não tenho medo da morte
mas medo de morrer, sim
a morte e depois de mim
mas quem vai morrer sou eu
o derradeiro ato meu
e eu terei de estar presente
assim como um presidente
dando posse ao sucessor
terei que morrer vivendo
sabendo que já me vou
então nesse instante sim
sofrerei quem sabe um choque
um piripaque, ou um baque
um calafrio ou um toque
coisas naturais da vida
como comer, caminhar
morrer de morte matada
morrer de morte morrida
quem sabe eu sinta saudade
como em qualquer despedida.
死は怖くない
死ぬのは怖い。
あんたは一体どんな違いがあるかと訊くんだろう。
死は
呼吸がとまった後にことだから
死ぬのはまだここ。
命と空気と太陽。
まだ苦痛があるかもしれないし
ションベンさえしたくなるかもしれない。
死はその後
この俺が今ここにいるように
もうすでに誰もいない。
そしたらすでにあの世にいるんだし
頭も足も無いんだし
肝臓も肺も。。。
心臓も無いんなら
どうやって怖さを感じる?
死は怖くない。
死ぬのは怖い。
死ぬことと自分の後の死
死ぬのはこの俺で
俺の最後の行動。
そして逃れないんだよ。
そこにいなければならないんだよ。
なんか任期を終えた大統領が
継承者に継がせるセリモニーのように
いなければならない。
俺は生きながら死ななければならない。
逃れられない死を確信しながら。
だったら
その瞬間はショッキングかもしれないし
悶え
狂い
亡霊に触れたように
冷汗をかくだろう。
生きていれば自然な反応を体験するんだろう。
食べるとか歩くとかのように。。。
ただ死ぬかもしれないし
殺されるかもしれない。。。
もしかして
懐かしさで心が満たされるかも知れない
全ての別れに感じたように...
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
Gilberto Gil
70年代の軍事政権の間には国外追放にもなって
私の若い頃の絶対的アイドルでした
私は彼のことを「Meu Rei」と呼びます。
Meu Rei とはバイーア州の方言で「私の王」という意味
バイーアでは割合と自然で
ちょっとした対応に「Meu Rei」と使われますが
サンパウロの私たちの間ではとにかく絶対的な尊敬に値する人だけ
「Meu Rei」と。
彼がバイーア出身なことも適えて
「Meu rei]はしっくり感じます。
彼は今年で70歳
黒人特有の若々しさで
へー白髪になっただけじゃない
なんて印象ですが
ちょっとGoogleで画像を探してみたら
ふーん、やっぱ美男子だった。
href="http://stat.ameba.jp/user_images/20121209/02/nirjara/d3/57/j/o0290029012322112754.jpg">
まあ、現在もステキなんだけど。
ちなみにGil のもっともいいと思うことは
彼の発想は実に禅的。
昔からそうだったが
死ぬのは自分で
死はもはや自分では無い
なんて
うーん
悟っている。。。。
何故バイーア出身のアフロブラジル人が禅的な発想を持つのだろう。
結局人類皆同じようなことを探しているんだと思う。
ちなみに私の観たテレビ番組では
彼は言ってた。
死について考えるのは大切なことと
毎日考えるべきだと
死を考えることによって生きることの大切さを実感できるのではないかと
死をタブーとするブラジル文化の中で
このような意見を聞くことには驚いた。
だから
Gil
Meu Rei
私の王。。。
これからも。。。
。。。。。