日本に帰国していた頃、
食べ物がなんでも食べやすいので驚いた。
日本のイチゴは大きくて甘い。
ブラジルのは不揃いですっぱい。
日本のとうもろこしは粒が大きく柔らかくて甘い。
ブラジルのは硬くてあごが痛くなるほど嚙みしめる。
日本ではなんか全てがやわらかく、甘く、人工的な味がするような気がした。
要するに食べやすいけど物足りない感じ。
野生的な味、硬いもの、酸っぱいもの、苦いもの、ゆっくり嚙んで味合うもの、
舌を刺激する味。挑んでくるような味覚。
そんなのが恋しくなった。
生きていくのもそんなものではないか。
刺激がなければ物足りなくなってくる。
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先週の木曜日、次女がレゲエのライブに行きたいといっていました。
まだ１５歳なので このようなイベントにはついて行きます。
小さな町なので行くと必ず誰か 知り合いに会って、
まあ、私にとっても楽しいのですが。。。
ちょっとめんどくさいなと思いました。
行きたくないなと
明日早く仕事があるし、
寝不足じゃ仕事もはかどらないし
疲れているし。。。
夕焼け見ながら運転し、そんなこと考えていました。
刺激がいやなんだな。
ふっと意識しました。
だめだ、刺激から逃げ回っていたら。
行く事に決めました。
家族３人、川沿いに設けられた舞台の横のテーブル。
その夜、示唆しぶりにＪさんと合いました。
Ｊさんは公選弁護士。
頭のいい人で、話も面白く一緒にいて楽しい相手です。
夜遅くなって、明日の裁判、大丈夫？って訊いたら
もちろん、エックスサイティングだから眠気も吹っ飛ぶとのこと
そして真面目な顔して言いました。
「人生って刺激がなきゃ面白くないんだよ。
少しぐらいストレスあってもいいんじゃない？」
図星です。ちょうど私が考えていた事。
あまりにもゆっくりで穏やかすぎている日常生活。
マンネリ気味かな？
ちょっと反省しました。
雨が降り始めました。