ジャングルの動物たち | サバンナとバレエと

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ブラジルからの便り


罠に掛かった山猫 (Leopardus pardalis).



サバンナとバレエと


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森林の中の農家で鶏を獲っていると聞いて罠を掛けた。遺伝子を調べるために血液や尿のサンプルを採って後放す。


農家の人に

‘まさかまたここに放すんじゃないでしょう?

と言われて少しだけ離れたところまで連れて行って放した。


各自の縄張りがあるからほかの地域につれて行くのは野生動物にとってよくない。いろいろな環境のバランスを崩すことにもなるかもしれない。


もしこの雄山猫をほかの地域に連れて行っても、すぐにほかの雄猫がやって来てまた簡単に捕らえることができる鶏やアヒルを狙うだろう。



間違っているのは人間で、森林を切り開いての農業は存在するべきではないと思う。


そんなことを言っても無駄なのでもっと頑丈な鳥小屋を作るようにと言っておいた。




アマゾンに来てはじめて地球は実に小さく人間が多すぎると実感した。どんな森林に入ってもどんなに河を上っても下っても常に人間がいる。


人間の形跡はプラスチックのごみだ。実に何処にでもある。ジャングルや河で見かけるといやな気持ちになる。