自由 | サバンナとバレエと

サバンナとバレエと

ブラジルからの便り

髪を切った。大分短いショートに。



髪を短くすると隠れようがない。自分の有りの儘の姿を曝け出す。


髪をきっただけでこんな事をいうのは大袈裟に聞こえるかも知れないが私にとっては実に新しい感覚だ。





この年になっていろいろ装うのがいやになってきた。


本当より美しいふりをする。強いふりをする。分別あるようなふりをする。仕事が出来るふりをする。賢いふりをする。若いふりをする。 実力があるふりをする。 いい加減に疲れてきた。



そしていろいろ努力しても欺いているのは自分自身だけな訳で他人にとっては何でもないことがこの年になって初めて分り始めた。



意外と他人に見られていないという事実に気がつき始めたわけ。他人にとって自分にそんなに重要な役割があると思い込むのは大変な自信過剰だとも。



こんなことに気づいたら何だか急に楽になった。すごく解放された感覚。





年をとるとだんだん厚かましくなってくると聞くがたぶんこんな事だと思う。





サバンナとバレエと


ロライマの川水が透き通っているのは酸性度が高いからだそうです。この前pHを計ってみたらなんと4.8でした。