勝ち負けの問題では無いのだろうが、分かりやすく言えば「世紀の大惨敗」となる日であった昨日。
11月2日に新会派「瑞政会」を立ち上げ、定例議会では新たな船出でもあった12月1日。



交通安全施設(歩道設置)を望む請願(通学児童の安全も含む)の審議を通して、多くの事を学ばせて頂きました。

選挙で、とてもお世話になった方も関係している請願でしたので、心情的には「心苦しい」のが本音でしたが、そもそも請願を議会が「採択する意義」を考えると賛同しかねる事案。

私が独自に調べた結果によると、同様の要望は45箇所ほど市役所に寄せられているとの事。
しかも仮に整備したならば、2億6000万近い事業費が必要になるかもしれない試算(友人に依頼した試算)もあるとなると、市全体の代表者である市議会議員の立場も踏まえると結論は自ずと出る訳で。

9月議会に提出されたこの請願。
「1地域の道路改良の要望を請願で扱うのは慎重であるべきだ」との趣旨で話が進んでいたと理解していたが、さすがに「議長選」の風が吹き始めて風向きが変わったのか、所管の建設委員会でも「全会一致」で採択すべきものとしての昨日の本会議に。

傍聴席に「とてもお世話になった方」がおられる中で、その方の意思と反対の意見を表するのは容易な事ではありませんでしたが、この積み重ねが議会改革の「確かな一歩」になると信じ、請願に対する反対討論を述べました。

採決の結果は、私の予想(1対30)に反して1票だけ多かった。
私の反対討論を聴いてのご判断か、そもそものご意思なのか分かりません。
また、真意を確かめるつもりもない。



ただ、昨日の私にとって「ゼロとイチ」が持つ大きな意味の違いであったことは、申すまでもありません。

昨夕、件の「とてもお世話になった方」に説明責任を果たしに参上して、現在、愛娘たまちゃんが胡座の上に乗っかりながら本会議の再放送を観ています(=^・^=)



今後、都城市議会は同様の案件に同様の対応をなすであろう事に想いを致すと、どうしても通したい要望がある市民・住民の方には議会に対する「請願」をオススメするしかない状況にあると感じますが、私はその対応には今後も「極めて慎重」に接することは明言しておきます。

端的に言えば「かなりの票」を失った状況でも、今、頭の中に巡っているワードはチャーチルの格言です。

 「金を失っても気にするな、名誉を失ってもまだ大丈夫。
          でも、勇気を失ってしまったら全て終わりだ」