こんにちは、にれたよしひろです。

タイトル通り、昨日から調査特別委員会で証人尋問がはじまりました。



3年前の新燃岳噴火降灰の収集運搬の水増し請求に関する詐欺事件、報道等によると被害額は約7500万円で、現在、公判中の案件ではありますが、議会として「あの時何が起こっていたのか?」を調査しております。

委員長は同じ会派(都伸クラブ)の黒木優一委員長で、今までの議会に有りがちな「事務局任せ」では無く、事件の問題点の抽出・事実の整理・証人リストの作成・委員会審議進行の段取り・総括尋問等など、その取り組まれる姿勢には凄まじい責任感があり、同会派の議員として誇りに思います。

昨日は、市職員OBを含む6名の尋問が午前10時から午後3時頃まで行われました。



「良心に従って真実を述べ、何事も隠さず、また何事も付け加えないことを誓います」



これは証人が尋問の冒頭に朗読する宣誓書の文面です。

証人・委員・事務局員・傍聴人・報道関係者、委員会室にいる全ての人が起立する中、朗読されます。

私は委員外議員として傍聴しましたが、各証人の一挙手一投足を見ていると相当緊張している面持ちで、本会議や委員会審議とは全く違った緊張感があり、事の重大性を改めて感じました。

この調査特別委員会、巷では何かドラマチックな事が起こる期待感をお持ちの方もおられるようですが、公判も結審していない中での証人尋問ですので、慎重の上にも慎重を期して臨まなければならない事は言うまでもなく、警察などにある「捜査権」とは違いあくまで「調査権」ですので、尋問にも限界がある事は皆様にも改めてご承知おき頂きたいところです。

それに、証人の人権を侵すような事があってはならないことは当然ですし。

証言の内容云々に関しては、調査特別委員会の調査の妨げになるといけないので詳細は追って状況が整い次第お伝えするとして、全体的な証言を通して感じるのは「縦割り行政の悪い部分が決定的に露呈した」ということ。

縦割りであれば、上に行けば行くほど責任が重いことは当然のことで、その辺りが当時しっかりと認識されていれいなかった、或いは今も認識が甘い(証言が、どこか他人事のように感じるため)、と感じる訳です。

今後の公判の行方を見守りながら、調査特別委員会の調査・審議がしっかりと進められるよう、引き続き黒木委員長を会派を上げて支えて参ります。



また昨日は国会においても重要閣僚が2名辞任する事となり、同じ自民党員として誠に申し訳無く感じております。



個人的には何の面識も無いお二人の事ではありますが、政権与党の党員として、また、一政治家としても他人事では無く、今後しっかりとした説明責任が果たされることを願うばかりですが、追及している側にも同様の疑いがあるようにも伝え聞く時、また不毛な政争が繰り返されるのかと嫌気が差してきます。

安倍総裁をはじめ与党議員の方には、足の引っ張り合いと思われる同じ土俵に上がる事なく、堅実に政治を前に進めて頂くよう、強く望むところです。

最後に、所用にて一週間ほどブログやFBの投稿を休ませて頂きます。

何かの責任を取らされた訳ではありませんので悪しからず……。

したがって、本投稿に関するコメントへのリアクションは月末になると思われます。予めご了承下さい(コメントは入れておいて頂ければ、月末以降で返信いたします)。

それでは月末まで。