『視察』という言葉を検索してみると、「現地・現場に行き、その実際の様子を見極めること」と記されております。

この言葉を議員的に用いると、『管内視察』と『行政視察』の二つに分類されるようです。

『管内視察』を簡単に説明すると、「自分の属している自治体の公式的視察」となり、『行政視察』については、「他の自治体の公式的視察」となるようです。

『管内視察』については、すでにフェイスブックでもアップしたように高城・山之口・高崎・山田の4町を、会派「都伸クラブ」の4人で視察しました。


『行政視察』は、7月に(まちなか再生)・(医療介護福祉)の観点で実施予定ですが、今回取り上げるのはそのどちらでもなく、私が作った造語の「視察ぅ」についてです(笑)


この「視察ぅ」に関しても、先だってフェイスブックにアップしておりますが、まずは、にれた的「視察ぅ」の解釈をご説明します。


「視察ぅ」とは、にれたの思いつきで関心を持った場所に、ほぼノープランで突撃取材のような勢いと幼子のような好奇心で行う「視察」のことであります。ちなみに「視察ぅ」に関する経費は、完全自腹です(当然ですけど…)

あっ、説明が長いですよね(苦笑)


そんな「視察ぅ」、2月の任期開始より大小あわせると4回ほど行っているのですが、そのうち3回が日南市油津で、最早単なる「油津ファン」と言われても反論の余地がありませんが、今回は敢えてその油津ではなく、つい最近敢行した「サッカー日本代表W杯直前最終国内合宿 in指宿 視察ぅ」について、ぼんちに帰ってきてボクが考えたことを徒然なるままに記してみたいと思います。

結論から申し上げますと、この「視察ぅ」、ほぼ代表選手を目にする事は出来ませんでした。
それもそのはず、会場には「…全日程、一般公開は致しません。」と親切なのか不親切なのか判断に迷う立看板が設置されており、そもそも指宿に向かう前に念のため指宿市役所へ電話確認を入れたところ、「サッカー協会が正式に発表されていないことを私共でお伝えすることはできません」と、完全に「何かを隠している」感満載のコメントで応対される、「隠せないのは分かっているけど言えないのよ!」的な空気感が、電話先でも感じ取られる非常にビミョーな雰囲気でありました。

そんな中、「もし合宿地が指宿で無かったらどうするの?」等と言う不安は一切抱かないポジティブシンキングな私は、迷うことなく一路鹿児島へと向かい、見事、日本代表とかなーり距離の遠ーい対面を果たすのでありました。

あっ、今、「そんなに見たかったかよ?」とお思いになったでしょ?

実はこの「視察ぅ」、代表選手を見るのが目的ではなく、W杯大会直前国内合宿を誘致するためにはどの程度の施設が必要なのか、そしてどのように非公開にするのか、を確認したくて思いついたものでしたので、後者の目的はある意味見事に達成された訳であります。

施設に関しては、公営の施設が使用されるとばかり思っていたのですが、実際には「いわさきホテル」(もちろん宿泊もいわさきホテル)の敷地内にあるサッカー場が使用され、練習場への移動もほぼ非公開で出来るという、想像以上のものでありました(詳しい方からすると、お前、そんなことも知らんのか?、と言われそうですが)。

で、結局のところ、今回の「視察ぅ」で、にれたが何を感じたかと言いますと、「現状、都城でこの手の合宿誘致は難しい」と、決定的に思い知らされたということであります。

「お前、そんなのあったり前じゃねーか!」と仰る方もおられようかと思いますが、にれた的には、これを机上の空論で妄想するのと、バカバカしいかも知れないが現場の空気感等も踏まえて思い知らされ打ちのめされるのとでは、天と地ほどの差があると思うわけです。

そのバカバカしいかも知れない「視察ぅ」で感じたことを基にすると、都城のスポーツ行政の在り方にも少なからずの考察が働くようになると思います。
市民の健康増進・スポーツ観光誘致等、スポーツがもたらす恩恵は多く考えられますが、殊、表面上、にれた的な輩が1,000人近くも集ってしまう「代表合宿」クラスのものを誘致しようと欲するならば、相当な戦略を組み立て、そして情熱的にアピールして行かなければならないと強く感じた次第です。

まっ、そもそも「そんなもの誘致する気はありませんよ」と言われてしまえばそれまでですが、このことは何だか、エッセンスの部分ですべての事に共通しているように感じています。

まちなか再生・中山間地域の活性化・基幹産業たる農林畜産業の振興などなど、山積する本市を取り巻く諸問題について、にれたは「本当の問題点の抽出」に迫り、亀の歩みであっても確実に問題解決を図り、この街の明るい未来の為に「正しい努力」を行ってゆきます。

初回の「ぼんちでボクは考える」、こんなに長文でこの先継続できるのか、或いは、はたして何人の方が最後までお読みになって下さったのだろうという心配事はあまり深く考え過ぎず、マイペースで投稿して行こうと思います。

では、また次回!