タバコ吸ったことある?

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葉巻を吸う映画のおじさんがかっこいいと思いながら、
 
ヘビースモーカーの父の副流煙が嫌いだったので、
 
今まで一度も煙草なんて吸ったことありませんが…。
 
ただし、煙草を吸う人の肩身が狭い世の中になってきてかわいそうだな!と思うことがあります。
 
私は煙草は嫌いだし、煙草は胸焼く家を焼くと揶揄されたり、桂歌丸師匠の肺気腫の原因が煙草だったとか、お笑いの王様の志村けんさんが煙草で肺をそして免疫系を弱らせていたのは事実だと思います。
 
ただし世の中、善悪二元論になっていけないのも事実です。
 
兼好法師が書いた徒然草第96段には次の記述があります。
 
下記のとおりびっくり仰天、煙草は700年前、毒蛇にかまれた時の薬だったようですね。
現代でも、腸の難病クローン病などに、煙草の煙が効くという研究があるようで…。
現代に生きる私たちは、自分の価値基準、思考と嗜好だけでなく、幅の広い視野を持ちたいものだと考えさせられる今日のお題でした(^^)
 

徒然草(上)

第96段 めなもみといふ草あり。


 めなもみといふ草あり*。くちばみに螫されたる人*、かの草を揉みて付けぬれば、即ち癒ゆとなん*。見知りて置くべし*

めなもみといふ草あり:やぶたばこ」のこと。キク科の越年草。山林に生え、高さ60~90センチ。全体に強い臭気がある。根から出る葉は大きくタバコの葉に似る。茎には長楕円形の葉が互生する。8~10月、黄色の花を下向きにつける。実を駆虫薬に用いる。いのしりぐさ(『大字林』より)。

くちばみに螫されたる人:「くちばみ」はマムシのこと。「螫されたる<さされたる>」は噛みつかれた、の意。

即ち癒ゆとなん:すぐに癒えるという。

見知りて置くべし:ヤブタバコについて見て確認しておくとよい。


 この時代の人々にとって、極めて必要な情報であったろうが、ここに書かれているところを見るとあまり知られていなかったのだろうか?


 めなもみといふくさあり。くちばみにささされたるひと、かのくさをもみてつけぬれば、すなわちいゆとなん。みしりておくべし。