戦争の時代を必死に行き、終戦間近に特攻隊で戦死した祖先
祖先の死を調べる中で浮かび上がる真実とは、、、
各メディアが絶賛し、年末には劇場公開が迫る話題作でもあり、傑作でもあるこの作品
読み終えたときの鳥肌は今でも忘れられない。戦争のとこが事細かに描かれ、私が断片的にしか知らない事柄を知ることができた。そして私とあまり変わらない青年たちが、国を背負って死ぬ覚悟を持つというのは一体どういうものだったのか、想像できない苦しみが伝わってくる。その中で、懸命に生きようとする主人公は愛せずにはいられない。死ぬと分かっていても、生きてほしいと最後まで私は願ってしまった。
人生観が変わるというのはこういうことか、と読み終えたときに思った。
今を懸命に生きなければ戦争を生きた人に失礼だと思った。
ただ戦争を追って、特攻隊で死ぬという単純な話ではない。全てが伏線となり、衝撃のラストへと進んでいく。
この話はもっと多くの人が知らなければならない。とくに戦争を知らない私たちのような若い世代に是非読んでもらいたい。
今後この作品を超える出会いはあるのだろうかと思えるくらいの体験をした。短い人生の中でナンバー１の作品はどれかと尋ねられたら間違いなく「永遠の０]と答えるだろう。
この作品を書いた百田尚樹さんをこれからもずっとおっていきたいと思う。私の読書人生の中で必ず語られる作品に出会えたのだから、、、