あっとみっか【麻生夏子『Precious tone』発売】♂♂ | ニルギリス オフィシャルブログ Powered by Ameba

あっとみっか【麻生夏子『Precious tone』発売】♂♂

アッチュです。ぷ~

先日、リアニのちへくんがやっている
オフ会&DJパーティ 歌舞伎町バーガー”にいってきました。

DJあったり、アニメ見たり...。
いつもは一人で見るアニメ。
みんなで見ると、
そりゃ楽しいよね~。


こんな感じにみんな楽しかった。
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輪るピングドラム面白いね。

さて、【10.26】あと3日で麻生夏子ちゃんのアルバム『Precious tone』がリリースします。
5曲目には、私 岩田アッチュが作詞作曲している『Daylight』曲が収録されています。
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ご予約詳細などはコチラ↓
amazon/iTunes


先日アルバムが私の元にやってきました。
早速聞いた所、めちゃくちゃレベル高いだす。

ヒャダイン、2AD、OVER ROCKET..etc ともう豪華キャストで

捨て曲無し!!

私も参加出来てとても光栄です♂

では どんなアルバムになってんの?て興味シンシンキッズに

この全曲解説をどうぞ~。


麻生夏子『Precious tone』全曲解説

1.エウレカベイビー
アニメ「バカとテストと召喚獣にっ!」のEDテーマとして制作された8thシングル。昨年放送された前作「バカとテストと召喚獣」のOPテーマであった3rdシングル「Perfect-area-complete!」に引き続き、作詞・畑亜貴+作曲・前山田健一のタッグで路線を踏襲しながら、音色の派手さもテンションの高さも、よりパワー・アップ。試験で戦うアニメの作品世界にならい、文系の歌詞だった「Perfect~」に対して理数系のリリックが多用された楽曲を、本人いわく"理数系は不得意な麻生夏子"が歌っている(笑)。ド頭からのブッ飛び具合も満点で、ライヴでも1曲目を飾ることが定番になっているほど。そのまま終わりまで駆け抜ける強烈な楽曲インパクトが、エンディングというより"始まり"を感じさせて、アルバムの幕開けを飾るにふさわしい。
2.More-more LOVERS!!
TVアニメ「えむえむっ」EDテーマであり、"麻生夏子=早口"のイメージを確立させた5thシングル。転調や目まぐるしい曲展開により、Aメロ、Bメロ、サビと各ブロックの世界観がガラリと変わるのは、作曲を担当した前山田健一の作風が炸裂した結果。「エウレカベイビー」と並ぶハイテンション・ナンバーで、8月に行われたワンマン・ライヴの幕開けでも、「エウレカベイビー」から「More-more LOVERS!!」の順で披露された。サビで目を隠す振りも斬新だが、現在ではフランス公演の際にオーディエンスが振り真似するほど浸透している。
3.空想リジューム
ドラマCD「かみせん。」主題歌。可愛い女の子がキャピキャピと歌う、いわゆる"べタなアイドル的世界観"を目指したというだけあり、リリックに散りばめられた"スキスキ""ダメダメ"といったワードの甘い響きも、"ちゅ""はっふぅ"等の合いの手も、とにかくキュート!の一言。キラキラなシンセ使いに展開も明快で、テーマも音も作り込んだアーティスト志向の強い楽曲を多く発表してきた彼女の曲としては、逆に目新しく映るのが興味深い。村井大の楽曲、島田カイエの詞と共にコンペで選ばれたもの。
4.トキメキ☆トラベラー
作詞・曲を手掛ける本田みちよのエキセントリックな感性が爆発した(最近の配信曲には「わたしは懲役200年」というタイトルも!)、アルバムの中でも最高に異彩を放っている1曲。80年代テクノ歌謡/ニューウェーヴを思わせる淡々とした流れに、抑揚のないメロディをロボットのように無感情で歌うヴォーカルが不気味と愛らしさを兼ね備え、不思議な感覚を味あわせてくれる。デモにあった"イスタンブール"というワードを活かし、"80日間世界一周を3分半で収めた"という奔放かつ不条理な歌詞との対比も心地よい。編曲は本田みちよが参加するテクノ・ユニットOVERROCKETが担当しており、今までになく新しい側面を魅せている。
5.Daylight
「交響詩篇エウレカセブン」や「デッドマン・ワンダーランド」等、アニメ作品とのタイアップ曲も手掛けてきたニルギリスのボーカル・岩田アッチュが作詞・曲を担当。エレクトロなサウンドに乗せ、ミディアムで可愛らしい"ニルギリス節"なメロディを力強いトーンで歌っており、新たな麻生夏子の一面が垣間見える。8月に行われた誕生日イヴェントでの"太陽に向かって真っすぐ伸びるヒマワリみたいな女の子になりたい"という発言からヒントを得て、リリックはヒマワリ目線のものに。"ボク"という一人称も新鮮だが、二人称の"キミ"はファンを含めた彼女の周りの人々をイメージしており、麻生夏子のリアルな"今"を重ね合わせて聴くと味わい深い。
6.Knockin'On Dream'sDoor
2ndシングル「Programming for non-fiction」のアンサー・ソングとして1年近く温められてきた楽曲であり、作詞:こだまさおり、作曲:ぺさま(「Programming~」ではぺーじゅん名義)という作家陣も変わらず。ぺさまは同人音楽での活動中、その楽曲の飛び抜けたクオリティの高さにより即スカウトされたという逸材で、アタック感の強い4つ打ちビートが特徴的だ。クラムボンのベース・ミトとテクノ・シーンで活躍するagraphによるユニット・2ANIMEny'DJsも、ミトが「Programming~」を絶賛していた縁でアレンジに加わり、エレクトロニカの硬質で幻想的なエッセンスを投入している。特筆すべきが歌詞の基盤になっている"夢を叶えるのは魔法ではなく自分の力"という世界観。デビューからの3年でリリースを重ね、"Animelo Summer Live"の出演という夢を果たした今だからこそ、その詞が説得力を持って響く。
7. Luminous face, It's mine!
"麻生夏子のカッコいい曲"を目標に制作された、彼女の曲では稀なマイナー・コードのナンバー。前に迫り出すシンコペーションとロックなギターがメリハリを利かせて壮年の"アニソン"を彷彿とさせる反面、ピチカートの音が曲に広がりと情緒を加味し、本人のキュートな印象と相まって絶妙のスパイスとなっている。麻生夏子のフェイバリットであるm-floの「come again」を手掛けた中西亮輔がアレンジを担当しているのも新たな試みで、歌詞のモチーフは"等身大の覚悟と決意"。作詞の畑亜貴に彼女自らオーダーしたLuminous(=光を発する、聡明な)というキーワードを元にしたハードな世界観が、ライヴでも新境地を開いてくれそうだ。
8.bitter
かつてないほどR&B要素の強いラヴ・バラードは、麻生夏子本人が作詞する曲として選ばれたもの。報われない想いを切なく歌い上げた歌詞も、元気娘なイメージの強い彼女にしては珍しく最後まで未練がましいままで、本人いわく"今まで見たことがない麻生夏子"を披露している。が、その切なさのベースになっているのが昨年のクリスマス、何の予定も入らず父親とゲームをして過ごした悔しさというところが、やはり彼女らしい(笑)。二人称である"あなた"の対象が特定の一人、しかも"失恋"という書き慣れないテーマだけに何度も書き直し、歌詞が形になるまで時間がかかったぶん、歌の理想形が自分の中に出来上がって、レコーディングは麻生夏子史上最速だったとのこと。ジャネット・ジャクソン等、彼女自身ルーツになっている音楽がR&B寄りなこともあり、新鮮な中に安定感も感じられるヴォーカリゼーションが頼もしい。作曲はアニソンやJ-POPで幅広く楽曲提供し、最近ではアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」のOPテーマ「コネクト」を手掛けた渡辺翔。
9.starry-eyed future
6thシングル「ダイヤモンドスター☆」のカップリング曲。"春""卒業"をテーマに麻生夏子自身が作詞したミディアム・ソロのバラードで、桜舞う映像の浮かぶ叙情的ナンバーだ。歌詞中の"君"が男女どちらを指すか明らかでないため、ラヴ・ソングと解釈することも可能な切なさが、ゆったりとしたテンポに乗って未来へ向かうポジティヴな想いへと変わる、その移り変わりを巧みに表現するヴォーカルに成長が窺える。作曲は沖縄で活動する男女ユニット・KATA-KANAのギタリスト・片山義美。彼にとっては、これが初のメジャー提供曲になる。
10.恋愛向上committee
OVA「バカとテストと召喚獣~祭~」のOPテーマにもなった7thシングルで、作曲は"バカテス"シリーズお馴染みの前山田健一。勢いよく攻める展開は相変わらずの前山田節なものの、「エウレカベイビー」が「Perfect-area-complete!」の正統な後継者がとするなら、こちらは派生的楽曲。こだまさおりによる歌詞が女の子の一途な恋心を押し出し、"直球で「アナタが好きなの!」とガツガツ攻めていく肉食系女子の歌にしたい"という本人の希望に応えて、可愛らしさを爆発させている。
11.ダイヤモンドスター☆
4分打ちでアッパーに押していく曲タイプは4thシングル「Everyday sunshine line!」の発展系と言えるもので、作曲も「Everyday~」と同じ関野元規が担当。結果、ギターの分厚さにしろ、スピード感にしろ、麻生夏子史上最もパワフルな楽曲に仕上がっている。加えてサビではJAM Projectの男性メンバー(影山ヒロノブ、遠藤正明、きただにひろし、福山芳樹)がコーラス参加しており、躍動感あふれるワイルド・ヴォイスは圧巻。こだまさおりの詞も未来を掴み取ろうとする希望に燃え、「カードファイト!!ヴァンガード」というバトル・アニメのEDテーマにふさわしい。今夏の"AnimeloSummer Live"で歌った際、Aメロの"ずっと憧れていた 後ろ姿は未来のわたしでしょう?"のフレーズがリアルに重なったという、彼女いわく"落ち込んだときにも聴く大好きな曲"。
12.Precious tone
ストリングスの音色も美しく弾むミディアム・ポップ・チューンで、麻生夏子の得意なキーや最も美味しく声の響く場所が凝縮された、まさしくタイトル曲には打ってつけのナンバー。作曲の中土智博はR&B/HIP HOP畑出身で、Remark Spiritsの一員としてメジャー・デビューもしていた人物。メロディ・ラインの美しさはズバ抜けており、今作でもアンニュイなトーンに"周りへの感謝"を込めた優しいヴォーカルが、ピッタリと馴染んでいる。オファーの際、麻生夏子本人が作詞のこだまさおりに提示したのは、"小さな女の子が大事にしている宝箱を開くと、彼女にとってのPreciousStone(=宝石)が飛び出し、光が広がって物語が始まってゆく"というもの。落ちサビの"オレンジの光 明ける世界 夢じゃない"というフレーズは、"Animelo SummerLive"のステージに立ったときの自身の心境を表したもので、一つの夢を叶えて自らのPrecious Stone=音楽を探しゆく麻生夏子の"NEXT"を窺わせる楽曲になっている。
(文/清水素子)

ノリノリ曲で聞きごたえあるよ~~!!