惜しくも3位表彰台!! | GackeyのRacing Road ~目指せ世界王者!~

惜しくも3位表彰台!!

いやー悔しい!

決勝レース、空はときどき黒い雲が見えたりして不安だったけど、

なんとか最後までドライで走り切ることができました!


悔やまれるのはスタート直後…

東コースは、フルコースのバックストレートがグリッドになるんだけど、

普段は270キロとかから下りのフルブレーキングなわけで、

200m看板目安にするんだけど、

スタート直後はフル加速でもそこまで速度が乗らないから、

どの辺りでブレーキングするかがわからなかったんだ。


そこで前の時間に走った東日本の同じ600のレースを参考に、

だいたい170mと当りをつけて、

さらにウォームアップラップで結構いい加速して確認。

実際150mくらいまで行ってよさそうだった。


前に出られればしばらく抑えて、

一度抜かれても食らいついてペース上げて、

最後に抜ければ最高って作戦だった。


しかし…いざスタート。

加速は悪くなかった。

ポールシッターは若干出遅れ、3位の選手がいい加速。

最初のコーナーまでにはその3台で順位が入れ替わる感じ。

だが、前を行く3番手スタートの選手に近づきすぎ、

微妙に早めにブレーキングしてしまった!!

左右から2台に抜かれ5位転落。


しまった!

すぐに挽回しなければトップは捕まえられない!

なんだけど、フルコースに比べて東って抜きづらいわ!

決勝に向けてのセットアップ変更は悪くなかったけど、

それでもまだ寝かし込みで曲がらなくて厳しいし。


高速コーナーの速さとブレーキングでなんとかタイムは出てるけど、

ヘアピンとかではとても勝負できない。

離されないようにするのがやっと><

結局1周半かけて、高速130RからS字の立ち上がりまでで詰めて、

V字のヴィクトリーコーナーのブレーキングで前に出た。


この時点で3位の選手とは50mくらい水をあけられていた!

さすがに焦ったね。追いつけるのか?

予選のタイム的には差がないのに。


でもそこはホラ、俺って発展途上ですから。笑

レース中にベスト更新が基本だからw

絶対追いつけると、自信を持って一度心を落ち着かせる。


4周目には公式計時で1分27秒7!

乗りずらい状態のマシンでついに27秒台に入れて追い上げる!


そしてレースは半分を過ぎたころ、

サインボードを出す師匠とその友人がピットから手を振り回してるのが見えた。

「追いあげろ!」と。


当然です!このまま4位キープなんて負けと同じ!

限界ブレーキング、曲がらなくてラインを外しても強引に立ち上がる!

レース半分過ぎたあたりから後輪がかなりスライドし始めた。

ケツを振り回しながらもアクセルにこれでもかと力を込め、

翌週のメインストレート、ぴったりと後ろについた!


スリップストリームからインに飛び出し、200m看板を超えてブレーキ競争!

ダウンヒルって止まらないー!!

車体を揺らしながらなんとか曲げる。

インに付ききれなかったから、3位の選手と並んで膨らんで立ち上がる。

よし!次も右だ!ちょい強引だけど、

片手をあげて謝意を示しながら前を取ったまま飛び込んだ!

これで表彰台圏内だ!悪いがもう譲らないぜ!


そしてあと2台!

実際この時点で1位の選手は見えない程前に行ってた。

まぁ開幕から筑波ともてぎで全部勝ってる人で、今はまだ勝てないか。

しかし、その弟さんなんだけど、

2位を走る選手は予選で後ろに付いてて、差はないと感じた。

コンマ1秒差で予選は勝ったし、このまま逃がすわけにはいかない。

しかも若干ペースが落ちてるように見えるぜ!

曲がらないマシン、滑るタイヤに神経を張り詰めつつも追い上げた!


残り2周のメインストレート、スリップにつく!!

立ち上がりの技術は負けるが、直線はヤマハの方が速い!

そしてブレーキングは絶対に負けない!!

90度コーナー、インに飛び込んだ!


取った!!!!!!

確信したね。

3位に上がるときもそうだったけど、

地方戦レベルならイン取れば勝負は決まり…


の、はずだった。


序盤に90度でスライドしてあわや転倒という場面があったこともあり、

ラインも苦しく、慎重に立ち上がった、次の瞬間!!

なんと直後の右に並んで突っ込んできやがったのだ!


やられた!!!!!まだだ!


右コーナー、並んだままアウトにかぶせて食い下がる!

が、まぁそのコーナーはライン外すと駄目なんですよね。

当然切り返しの左で後ろに回り、そこでの無理が、続く切り返しと、

その先の5コーナーまで響き、完全に差をつけられた。


失敗だったね。

90度の後、もっとイン締められたはずだし、

並ばれたら一度譲って、残りの周回でもう一度仕掛ければよかった。


無理に引かなかったせいで差をつけられ、

レース中は知らなかったけど、4位の選手に肉薄されてたらしい。


まぁ関係ないけどね。前しか見てねーし。

実際まだあきらめてはいなかった。

この辺りで再び28秒フラットとか、ベストに近いタイム出る走り。


ところが、前の選手がこの周にレース中ファステストの27秒5!!

それでも追い上げ、高速区間ではすぐ後ろにつけるも、

仕掛けるには至らず、結局3位でチェッカーを受けた。


悔しい!

上出来といえる3位なのに負けた気しかしねぇ。

チェッカー直後は思わずタンクを叩いてしまった。

普段はピットまでの1周はオフィシャルとか観客に手を振るんだけど、

半周はうなだれたままだったね。


まぁ気を取り直して、2位の選手と握手を交わし、ピットへ。

やっぱお立ち台は嬉しいし、

こないだは雨でできなかったからシャンパンファイトも初で、気持ち良かったけどw


しかしスタート直後順位下げたのが結局響いた。

完全に俺のミスだし、そこから挽回したはいいけど、

最後並んだあとの処理がもう少しうまければ、

そのままキープか、どっかで抜けたなずだ。

反省点は多いな。


1位の選手にはまだ差がある。

だけど決して遠くはない。

2位の選手には地力では少し負けるけど、一発の速さと勢いは負けない。

1、2の選手がI兄弟っていうんだけど、

彼らに割って入り、勝つのは俺だと思ってる。


てゆーか予選の後、タイヤ新品入れてくるんじゃねーよ!笑

俺は同じタイヤで必死に走ったのに!泣

中盤からすげースライドして、かなり厳しかった。


まぁセッティングのせいもあるんだけど。

コーナー入口で曲げられてないから、出口できつくなって、

加速時に車体が若干傾いたままで、だから滑るんだ。

立ち上がり加速でかなり厳しかった。


逆にいえば、その状態で2番手タイム出してるんだけどね。

130RからS字までの区間は一番速いんじゃないかな。

そこ以外のヘアピンとかでは明らかに若干負けてるし。


フォークが入らないのは、硬くしたバネのせいっぽい。

俺のハードブレーキングに対応させるために硬くしてみて、

ブレーキングは安定するから気に入ってたんだけど…。


その状態でもてぎのベスト更新してるのもあって、正しいと思ってたんだけど、

冷静に考えてみたら変えてからフォークが余ってる感じだったんだよね。

ペースが上がれば入っていくかと思ったけど、入らない。


ベスト更新なんて、

実力的にはとっくに出てておかしくないタイムに入れただけだったし、

計算上はもっと出るはずだし。


結局2戦戦ってみて、失敗だったのかな、と。

まぁ仕方ないけどね。

ときにはマシンの方向性を間違えることだってあるさ。


土曜の時点で29秒7だったからねー。

それを考えれば多少なりともいい方向にセットアップして、

3位表彰台乗れたんだから、上出来なんだけど…。

んー、もう少し、ほんの少しでも足が決まってればなぁ…。


ま、今更ですね。

走り方も足周りのセットも、まだまだ色々トライする段階ですから!


そしてフィーリングよりもタイムのほうが重要ですね。

多少乗りづらくても速いほうがいい。

ブレーキングは若干やりづらくなるけど、苦しむほどじゃないしね。

とりあえずバネを、最初のと今のとの間で試してみようと思う。

ブレーキングはなるべく安定させつつ、

フォークが入れば確実にタイムアップできるね。


計算上は、その辺りのバランスがうまく取れれば、

筑波ともてぎに関しては全日本の予選通れるタイムが出るはずだ。

ベストタイムでやっとって話だし、通るだけじゃ意味ないけど。


筑波のレースは2戦とも失敗したけど、

もてぎでは連続表彰台でランキング2位。

まぁ1位とは10ポイント差があるけど、まだわかんないし、

あと10ポイント取れば国際ライセンス昇格が決まる。


大クラッシュで鎖骨でも折らない限り間違いなし。

いよいよ全日本が近づいてきてるね!


目標はもてぎのチャンピオン!

そして筑波ともてぎで全日本で「戦える」タイムを記録する!

もてぎの残り2戦、必ず勝つ!

筑波も、2戦失敗してランキングは終わったけど、

できればもう1戦は出て、I兄弟に勝つ!


よっしゃぁ!やるぜ!!!!!