きみと出会えたから
~34人がつづる愛犬との日々~
小川洋子・浅田次郎 他
34人の 名文家の方々が
愛犬のことを綴ったエッセイ集
第1章 きみとの出会いを話そう
小川洋子 : 犬の病気
浅田次郎 : 私の幸福
高橋三千綱 : ブル太郎の存在
落合恵子 : バースが教えてくれたこと
西木正明 : ジャガーとの日々
夢枕 獏 : とびすけ由来のこと
中平まみ : いとしい犬(ワン)のためならば
赤瀬川原平 : 犬との歩み寄り
小栗康平 : ありがとう、の別れ
早坂真紀 : キャリーは魔女だったのです
乃南 アサ : 追い越されて再び
諸井 薫 : ボブのこと
小池真理子 : ポコとアコ
第2章 幸せな同居生活
久世光彦 : 犬と喋る
島村洋子 : 犬まみれの私
三田誠広 : ハスキーヴォイス
村山由佳 : 愛してくれる犬
藤本義一 : 君から学ぶことは多い
松山 猛 : 変り者の家族
中野孝次 : 柴犬ばかり
野坂昭如 : ずっと犬に縁がある
立松和平 : 老犬ポチ
第3章 “やんちゃ” は 愛しい
平岩弓枝 : 太郎で1日が暮れる
出久根達郎 : 瓜ふたつ
長 新太 : アンタッチャブル
佐藤愛子 : 私と犬のつき合い方
泉 麻人 : 小心な箱入り犬
皆川博子 : 迷犬ファラオ
田中小実昌 : なかよしの犬と猫
村田喜代子 : 薔薇を殺して
加藤幸子 : 犬と猫の仲
猪瀬直樹 : せつない親心
酒井順子 : 命の恩人
久美沙織 : 歓びという名の犬のこと
タイトルだけ 見ても
どれも犬愛にあふれてる

10数年前の作品なので
犬の飼い方とか 常識とか 状況とか
いろいろ
今とは違うことだらけで
フィラリアで愛犬を亡くした という作品が
多かったりして
残念に 思うことも 多々あったけれど
でも
ふふふっ
と 笑ってしまったり

うんうん、そうそう
と 頷いたり

ぽろっと 涙がこぼれてしまったり

『ペット』という呼び方を 嫌っていたり
『飼う』のではなく
『一緒に暮らす』のだとか
言葉を生業とする方々だからこその
こだわりも 素敵
