父の告別式と 初七日の法要までを
終えることができた
82歳とは 到底 思えないくらいに
しっかりとした ご遺骨だと
お骨あげの時に
スタッフの方に ほめていただいた
確かに
喉仏と袈裟が とてもきれいに残っていて
マッチョだったけれど
(若い頃 ボディービルをしていたみたい)
身長の低い人だったのに
いちばん大きなサイズの骨壷に
ギリギリで やっと入るくらいの
骨量があった
死因は
心曩血腫からの心破裂
自治体のシルバーセンターに登録し
簡単な仕事をもらっていて
その日も
朝 仕事に向かい
きちんと清掃の仕事を済ませたらしい
ただ
いつもの帰宅時間を過ぎても 帰らないので
心配した母が
妹に声をかけ 近所を探したところ
自宅から すぐの公園で
父の自転車を見つけ
本人が見当たらないので
交番の巡査にも 一緒に探してもらい
公園のトイレの 鍵のかかった個室を
開けてもらったら
そこに 父が倒れていた とのこと
何が 悔しい って…
働きもの で 家族思い の
真面目な人が
なぜ あたたかいお布団の上ではなく
公園のトイレで
生涯を終えなければならなかったのか…
本当に
ただ ただ それだけが悔しくて…
でも
警察の検死官の方が
痛みも 苦しみも なかった と
言ってくれたから
お父さんが 苦しまなかったのなら
それが いちばんだよね
スッと 意識をなくし 眠れたのなら…
ありがとう
お父さん
あなたの娘であること
誇りに思うよ
ゆっくり 身体を 休めてね