薔薇十字叢書
ヴァルプルギスの火祭 京極夏彦×三門鉄狼
ヴァルプルギスの火祭 ( ヴァルプルギス の かさい )
Founder:京極夏彦
著者:三門鉄狼
表紙 挿絵 イラスト:るろお
講談社ラノベ文庫
これは…
すごい
薔薇十字叢書シリーズを読みはじめて
これが 5作品目になるけれど
読了した4作品は
多少の差こそあれ
あくまでも二次創作の域を出ず
中には
個人的に 不快に近い作品もあったりして
正直
この作品も期待してなかった というか…
表紙イラストも タイトルも
いちばん興味が薄かったから
後回しにしていたし
登場人物の設定が
京極堂・榎木津さん・関口くん の
それぞれの孫で 中高生で
あぁ これも 少女小説ってやつなのか と
全く 期待せずに 読みはじめたら
どんどん引き込まれて
本家を読んでいる錯覚さえ あったりして
何と言っても
京極堂(本家 京極堂の孫・女子高生)の
魔女についての長広舌が すご~い

そして
56頁にも渡る 憑き物落とし が 圧巻


最後には
京極堂の祖父である 本家京極堂も 登場

榎木津さんの孫も
関口くんの孫も
本家さながらのキャラで
ただ 1つ 気になったのは
木場修(こちらは本家とは他人の ソックリさん)
の部下で
木下・青木 という
おなじみの名前が出てくるんだけれど
関口くん(孫)が
その木下刑事のことを
「コケシみたいな人」って…
あれ?

コケシみたいなの って
青木刑事の方だよね?
それにしても
相変わらず
古本屋の居間に座ったまま
真相をすべて解明してしまう 本家京極堂
流石っ

