青木照護会頭は10日、東京経由で長野県の軽井沢を訪問し、公益社団法人日本青年会議所の研修プログラムである日本アカデミー合宿の開講式に出席しました。

 

 冒頭の挨拶で「日本アカデミーは『知識がなければ知恵は生まれない』という一つの格言から生まれた」と紹介。各地会員会議所の「未来の理事長」を前に、「理事長になりたい人と理事長をやりたい人がいるが、前者はJCごっこに過ぎない。JCという道具を使って街を変えたり、人の意識を変えたりするために『JCをやりたい人』になってほしい」と語られました。

 
 

 また、各地会員会議所に足りないのは「よそ者」だとして、「ともに学ぶ同志からアイデアや知恵を吸収してほしい」と話されました。

 

 参加者50名全員が自己紹介した後は、最初の講義。講師は青木会頭が尊敬する池田佳隆衆院議員(日本JC元会頭)で、青木会頭もまるで池田会頭の補佐に戻ったかのようにメモを取りながら、熱心に聞いておられました。

 

 

なんでも池田会頭時代、挨拶を聞いた後は必ず「さっきの挨拶で新たに学んだことを3つ挙げろ」などと言われたそうで、今でも池田歴代の話を聞くときはメモをとらずにはいられないそうです。

 

 

池田歴代はJCの元会頭として、また、現職の国会議員として「JCと政治」について熱っぽく語られ、参加者は食い入るように聞いていました。池田歴代の口からは「1年後じゃ意味がない、今、自分がやるんだ」「JCをツールとして活用しろ」など、青木会頭の話とリンクするキーワードがたくさん出てきて、池田歴代から青木会頭に引き継がれたDNAの一部を見た気がしました。

 

青木会頭は開講式に先立ち、会場の近くにある国際高校「ISAK」(アイザック)を視察されました。この学校は全寮制で、世界中の39か国から生徒が集まっていることで知られています。155人の全生徒のうち、日本人は約3分の1だそうです。

 

 

校舎に入ると我々が卒業した日本の高校とは全く違う雰囲気で、まるで欧米の学園都市に紛れ込んだかのよう。授業中なのか、放課後なのかわからないようなリラックスした空気の中、人種の異なる子供たちがパソコンをのぞきながら、英語で話し合っているのです。

 

 

壁や天井にはとてもとても個性的なアート作品や研究発表が飾られていました。ああいう学校からイノベーションが生まれていくのかな、と感じました。会頭も非常に気に入った様子で、まだ幼いお子様が成長したら、ぜひ入学させたいとおっしゃっていました。

 

 

公益社団法人日本青年会議所

渉外委員会 青木会頭補佐チーム