姫路の認可保育園のことが、新聞テレビ等で話題になっています。
子供の受け入れが定員を20人もオーバーしていたとか、
子供の給食を減らしていたとか、
保育士さんたちを劣悪な環境で働かせていたとか。
いろんなことが明るみに出た今、認可は取り消し、助成金の返還要求など、このままではこの園は廃園、または、休園に追い込まれることは必須。
連日、こちらの園長の「悪行ぶり」がマスコミを賑わせているけど、今回のことで一番の被害者は誰か?
間違いなく、こちらの保育園に子供を預けていた親御さん、そして誰よりも、子供たちが一番かわいそうだと思う。
そして、預けられていた子供たちの行き場はどうなるのか?
お母さん方はすでに働いているのに、子供の預け先がなくなれば、この先どうすればよいのか?
中にはシングルマザーもいると思います。
想像してみたらいい、
子供を預けられなければ、
働けない、
働けないなら、
収入が途絶え生活ができなくなる。
その補償はどうなっているのか?
受け入れてくれる保育園はほかにあるのか?
そこが一番大切なのに、
終わったことばかりをやり玉にあげては、
ここぞとばかり正義を叫びまくっている。
世間はとにかく物事や人を、悪と善に分けたがる。
All or nothing.
そして、悪は集団でよってたかって徹底的に叩く。
やり直すことを認めてはくれない。
一回失敗したら、この人はこー言う人。
一回やらかしたら、ブログで晒してさらにブロッ
ク。
言動と行動が伴わなければ、この人は裏表ある人。
失敗の原因、
うっかり調子に乗ってしまった軽薄さ、
なかなか行動できない背景と気持ちの弱さ、
それを反省する機会をくれない。
人それぞれ、生きる場所があり、生きてる時点の年齢があり、その半径5メートルの世界で必死に生き、だからこそ、気持ちが上がったり、下がったりして、
いつも正しく、
いつも優しく、
なんて生きられない。
だって人間だから。
だけど、許されない、許してくれない。
お前はどんだけ善人なんだ?
確かに、園長のしたことは許されないことだが、
だからって、全てをおじゃんにして問題は解決するんだろうか?
きちんと是正、管理して、やり直す方法は模索できないの?
70人余りの幼児や赤ちゃんたちは、どこへ行けばいいの?
批判はことの本質を分かりにくくしてしまう。
だから、気をつけなくては。
私など、世俗や欲にまみれた弱虫であるけれど、それでも人並みには傷ついて生きてきたつもり。
だから、残りの人生は、人に(なるべく)優しくしていこうと思うのです。
それでは、また、
See you in NINMITSU WORLD!