雨はLIVE撮影にとって絶好のシュチュエーション | 狛江発!笑う社長夫人のニッポンセキララブログ

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「週刊大衆」で人妻評論家として15年に渡りエッセイを連載後、日本では珍しい特殊撮影の会社「株式会社ロケット」を狛江市にて夫婦で起業、取締役に就任、今年6月で12年目を迎える。会社でのこと、家庭でのことを、関西人ならではのオモローな切口で書いて行きます!

おはようございます!

笑う社長夫人のにんみつです!

昨日、日産スタジアムのLIVEにお越し下さった皆様、ありがとうございました(弊社は、日本有数のLIVEやイベントの特殊撮影を行う会社です)。

5日、6日と連日の収録、しかも、昨日は雨で大変ハードな現場となりましたが、アーチストの素晴らしいパフォーマンスを収録することが出来ました。

また、ファンの皆様の熱い思いをひしひしと感じながらお仕事が出来たこと、弊社スタッフとって何よりの宝ものです。

さて。

夏フェスなどの野外ステージやスタジアムなどで、LIVEが行なわれる際、天候は最大の懸念材料です。

撮影機材などは、精密機械なので濡れたら大変、「養生」をしっかりやり準備しなければなりません。

養生とは、機材をブルーシートで覆ったりして水に濡れないようにしたりすること。

その際、ブルーシートを固定するために使うビニールテープを「養生テープ」(剥がす時に機材や壁の表面が傷ついたり、塗装がはげないよう、剥がしやすい)と言い、テープ自体も防水です。

さて、クレーンなどの大型機材には、雨よけカバーがついているものもありますが、カバーだけで数百万したり!するものもあるのです!

それほど、機材は水に濡らすことはご法度なんですな!

また、スタッフ側も準備が必要です。

まずは、雨合羽。

コンビニや100円ショップに売っているような白いレインコートは、すぐに雨水が染み込んでしまい、まったく役に立ちません。

スポーツ洋品店、例えば、「石井スポーツ」などで山登用「Gore-Tex製」を使うスタッフが多いです(ジャンパーとズボンがセパレートになっているやつ。一着、3万円~8万くらい)。

さらに、長靴。

やはり、登山などでも使えるような防水性に優れたものを使用します。

つまり、晴れの日より「防水」の準備に時間が掛かります。

いよいよ、本番スタート!

いくらGore-Texのカッパを着ていても、雨の中の作業は降らない時よりも、体力の消耗度が段違い。

もちろん、アーチストもファンの皆様も、雨に打たれながら長時間立ちっぱなしなので大変ですよね。

しか~しっ!

DVDや中継の場合、雨の日は絶好のシチュエーションだと(私は)思うのです!

昨年の夏、台風が来ている中で撮影が敢行された、とあるアイドルグループのLIVE。

販売されたDVDを見てみると、

暴風雨に打たれながら、彼らたちが、力の限り歌うその迫力たるや、

なんと感動的なんだ!!

ナイアガラの滝のような雨の中、しぶきを上げながらのパフォーマンスって、

どんだけカッコいいねん!

そして、雲の隙間から光が射したり、雨のカーテンが幻想的な色を成したり、さらには、晴れ間に虹が出たりすることもあって、

晴れの日とはまた違う、風景や空気感…

映像を作る側からしたら、

「いい画が撮れた」
 
そもそも、水も滴るいい男(女)…と、言ったりするやん!

という事で、日産スタジアムでも、4点吊カメラシステム「ロビーカム」が順調に稼働、雨粒をもろともせず、縦横無尽に空を飛び、アーチストの素晴らしいパフォーマンスを捉えていました!

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DVDとして世に出るのは来年?

今からめっちゃ楽しみ~!