「未完」の君に精一杯のYELLを送ります! | 狛江発!笑う社長夫人のニッポンセキララブログ

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「週刊大衆」で人妻評論家として15年に渡りエッセイを連載後、日本では珍しい特殊撮影の会社「株式会社ロケット」を狛江市にて夫婦で起業、取締役に就任、今年6月で12年目を迎える。会社でのこと、家庭でのことを、関西人ならではのオモローな切口で書いて行きます!

こんばんは!

笑う社長夫人のにんみつです!

昨日、Mr.children stadium tour 2015 「未完」 in 東京ドームに行って参りました!

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ミスチル!!!!

大好きな曲はたくさんあるのですが、ライブには行ったことがありませんでした。

今回は、ミスチルの大ファンであります、私の人生の師であります大阪在住、全世界出し巻卵普及協会会長である料理研究家の冨士田かおり師匠が、

「一ぺん東京ドームのliveを観てみたい!!一緒に行けへん?」

ということから、私も行ってみたい!!

でもなー、チケット取れるかなー…

と思っていたのですが、

念力と執念でゲット!!
 
もちろん、スーパーバンド、ミスチル…素晴らしくないわけがありません!

が、

実は、弊社のスタッフ5名が今回のツアースタッフのメンバーであり、みんなの仕事ぶりを見てみたい…そんな気持ちもあったわけです。
(年間LIVE300本、MVは250本以上の撮影をこなす、特殊撮影のエキスパート集団、株式会社ロケット  www.rocketjapan.com  私の会社どすえ)

特殊撮影のスタッフは、舞台に1番近いところでスタンバッているのでもしチケットが1階のアリーナ席だったらそっと見に行こう…と思っていました。

その願いが通じたのか、届いたチケットは、

アリーナの前から37列目!

いよいよ開演前、そろそろそろ…と舞台の方に…

いたいたいたいた!!!!
 
上手にクレーンのオペレートをしている男性スタッフ(32歳)とアシスタントの女性スタッフ(20歳)が。

その姿を見て…泣きそうになりました。

いよいよこれから本番…会場は、熱気と期待感でパンパンに膨れがっていましたが、二人がいるところだけがまるで切り取られた写真のように止まって見えたのでした。

あー、すごいなー、こんな大舞台で頑張っているなんて!!!

ここまでくるのに、

どんだけ

泣いて

どんだけ

泣きじゃくって、

どんだけ

泣き叫んできたか。

全部、知ってるからね、私。

うちの会社の会社のスタッフは、20代前半~30代前半の若い子たちです。

夢いっぱいで地方から上京して、

あっと言う間に夢に破れて、東京のいろんなところに散って、「撮影業」ではない仕事に就いています(東京は刺激に満ちて楽しいので皆故郷に帰りません)。

入社する時、一番初めに面接するのが私の役目。

退職する時、話を聞くのも私の役目。


最初と最後。

夢と失望。

13年で何人見送ったことか(笑)。

特に、夏と年末は、ちゃんと布団で寝るってことすら難しい。

炎天下の夏フェス、土砂降りの雨の中のLIVE…怒涛の日々で、他人をかまう余裕がなくなり、コミュニケーションが停滞します。

自分のことで手いっぱいだから、ミスが増えて叱られる回数が多くなり、どんどん自分に自信がなくなってゆく。

最後は、誰かの一言で張り詰めていた気持ちがポキッと折れて…。

「光恵さん、お話があります」

そう言われ、退職届けを差し出されます。

引き止めたりなんかしません、ただ縁がなかったと思うだけ。

それでも、情が移りますから…毎回、悲しくて寂しくて。

そんな中、7年、5年、4年続いているスタッフが出てきました。

この夏も本当に頑張っています。

昨日も、社歴5年目のスタッフが、

天下のMr.ChildrenのスタジアムLIVEで立派にクレーンを操っていたのです!

見た目は華奢(もっと飯食え!)、でも、しっかりと、クレーンの先の桜井さんを見つめていました。

本当に、嬉しくて嬉しくて、誇らしくて。

命耐えるその瞬間まで、

人生は、未完の旅が続きます。

その道は、平坦ではなく、時に凸凹で、時に曲がりくねり、袋小路だったり、道すらないところを行かねばならない時もあります。

けれど、ふと振り返れば必ずや、

自分が自分自身でつけた足跡が残っている。

それは、何にも変えられない生きてきた証。

一つずつ、しっかりと足跡をつけて行こう。

君のまだ頼りなく、か細い後ろ姿に、

私は精一杯のエールを送ります!

いつの日か、大きくたくましい背中に成長した君に届くよう、大声で声援を送ります!

頑張れ、頑張れ、頑張れ、頑張れ!

私も頑張れ!

…って、また、明日~!