雪が溶けて外での部活が始まり、春の兆しが見えてきた。春と言えば入学・進学で、私も今年度は新しいクラスで一年を私も過し始めた。新しい出会いのチャンスなのだが、自分をよりよく見せようと変な頑張りをしてしまうことがある。妙に明るくなったり、話しかけたりすることだ。こういうことをすると大抵は上手くいかない。ありのままの自分をさらけ出さなければ、いつまでたってもあだ名で呼びあえず、いつまでも虚心坦懐に接することができない。これは私の経験上の話で、心理学的証拠も全くない話だ。ただ、私はそう確信しているから、事実無根という訳ではないと思う。(理由は勘です)

 それは私が中学校に入学したとき。初めてのクラスに入ったとき、クラスは異様な空気に包まれた。中学校に来たという不安、新しい出会いへの不安。初めて見る自分のクラスのクラスメイトの顔を隅から隅まで観察したが、皆そのようなこわばった顔つきをしていて、クラスは静まり返っていた。おそるおそる自分の席に着いたが、私はこの異様な空気がだいの苦手だったのでなんとか打開しようと後ろの人にはっきり言って「どうでもいい」話題を振ってしまった。無論会話は上手く続かず、逆に場の緊張した空気をよりいっそう悪化させてしまったようだった。
 そうして迎えた翌日、クラスのオリエンテーションがあった。ここでも緊張してしまって、妙にテンションが上がってしまった。どうでもよい話ばかりして・・・。その頃には周りの人たちは心を開いていっていたようだったが私はなかなかそのようにはなれなかった。ついには自分の過失を気づくなり、どんどんおとなしい性格になってしまいました。自分の本当の性格をほとんどクラスメイトにされけ出さずに・・・。あの一年は本当に自分を忘れていたよ。今でも後悔している。最後まで結局一年四組で心を開けたのは10人くらいしかいなかった。その分部活で補っていたから当時はそれほど気にしていなかったけど、昼休みに一人で本を読んでいるのはさすがにどうかとは思ってた。残念至極でしたよ。
 二年はだいぶなんとかした。よい友達もできたし、良かった。そう、最後に一つ、学校で言っていることよりもブログに書いていることの方が私の本当に考えていることに近いことがあると思う。こういうことってあまり口では言いにくいから。

 そうして三年生。初め良ければ終わり良し。どんなことでも初めが肝心だということ。せっかくの最高学年、モノにしていこう。皆さん、今年もよろしくお願いします。