京都府八幡市にある石清水八幡宮の境内で、床ががけからせり出したユニークな構造を持つ江戸時代の茶室の跡が確認されました。専門家の間からは「空中茶室」とも呼べるざん新なものだとする指摘が上がっています。
茶室の跡は、京都府八幡市にある石清水八幡宮の境内で、八幡市教育委員会が行った発掘調査で見つかりました。江戸時代の庭園や建物の跡が確認されたほか、この建物の延長上にある東側のがけの下からは、柱を据えた礎石の跡が3か所で見つかりました。市の教育委員会が、江戸時代の図面などと照らし合わせたところ、現在の清水寺のように床ががけからせり出して、そこに茶室を設けていた可能性の高いことがわかったということで、今回、見つかった礎石は6メートルほど上にある床を支えたとみられています。この茶室は、徳川家康に仕えた茶人、小堀遠州が手がけたものとみられますが、教育委員会によりますと、空中にせり出す構造の茶室はほかに例がないということです。京都工芸繊維大学の中村昌生名誉教授は「絶壁を利用し、空中に浮かぶように建てた茶室だ。小堀遠州のざん新さを感じさせる」と話しています。
――NHKニュースより
江戸時代の文化は世界でもトップレベルに華やかだったと聞きます。あの時代に260年の太平の世を築いた大権現さまはやはりすごい。たしか当時の識字率も日本が群を抜いて一位だったような記憶もあります(た・し・か)。
空中茶室、素晴らしいじゃないですか。
茶室、と言えば茶道。茶の道は、日本の和の心を極めると聞きます。我々もこの点、考えないといかんですなぁ。
梅田