ヤッパリ、マレーシアの犯罪は増えていた!!隠蔽されていただけ!! | 奉仕の気持ち

ヤッパリ、マレーシアの犯罪は増えていた!!隠蔽されていただけ!!

マレーシア・クアラルンプールのムサ・ハッサン元警察長官は、犯罪発生件数に関する事実を政府当局が国民から隠していると指摘、現在の治安状況が「懸念すべき水準」に来ていると懸念を表明した。元警察長官が政府発表に異議を唱えるのは極めて違例。

2010年9月に退官したムサ氏は「マレーシアン・インサイダー」のインタビューの中で、「もし犯罪が増えていないのであれば政府トップはボディガードを付ける必要はないだろう」と述べ、政府が犯罪統計を覆い隠す行為を行っていることに対して苦言を呈した。その上で「国民は事実を知る必要がある。自分が現職の時にはいつも犯罪が増加していると言い続けてきた」と指摘。かつてはマレーシア科学大学(USM)に犯罪統計の取り纏めを依頼していたことを明かし、正しい統計を国民に知らせるために調査を第三者機関に委託すべきだと提案した。

首相府省政府業績管理導入局(PEMANDU)や内務省は、犯罪発生件数が減少していると主張しているが、犯罪が減っているように思えないという国民の実感との隔たりは大きい。9日に行われた国家重点成果分野(NKRA)における犯罪撲滅を目指す部署の説明会では、年初5カ月の犯罪発生件数が前年同期比10.1%減少したと報告された。またそれに先立つ発表では、2011年の犯罪発生件数が前年比11.1%減少し、路上犯罪が39.7%も減少したとされた。同部署はさらに、国民の犯罪に関する認識を修正し「バランスをとる」ための支援をメディアに求めることまでしている。