ナジブ大統領が偽の民主主義者
カナダ紙「ザ・グローブ・アンド・メイル」がナジブ・ラザク首相について「偽の民主主義者」と評したことを受け、マレーシア政府が「事実無視」の記事と反発している。
問題の記事は6月8日付けで「現代の独裁者の名簿」と題して、アジア特派員がロシアのプーチン大統領、パレスチナのアッバス議長、アルジェリアのブーテフリカ大統領、エチオピアのメレス首相、カンボジアのフンセン首相と共にナジブ首相を論じたもの。マッキノン記者は、「これらのトップ政治家は選挙は実施するものの権力を手放す気はなく、政敵は刑務所に入れられ、野党は法的技術を行使して非合法化されている」と指摘した。
これに対しマレーシア政府は、国内では自由な選挙が行われていると強調。前回総選挙で野党がかつてない躍進を遂げた事実を無視したものだとし、クランタン、セランゴール、ペナン、ケダの4州で野党政権が誕生し、ペラ州でも選挙時には野党が勝利したことを挙げた。
外務省は、ナジブ首相が「国内治安維持法」(ISA)を撤廃し「平和的集会法」を制定したり、選挙改革、メディアの自由化、大学の自治などを推し進めようとしていると指摘した。
問題の記事は6月8日付けで「現代の独裁者の名簿」と題して、アジア特派員がロシアのプーチン大統領、パレスチナのアッバス議長、アルジェリアのブーテフリカ大統領、エチオピアのメレス首相、カンボジアのフンセン首相と共にナジブ首相を論じたもの。マッキノン記者は、「これらのトップ政治家は選挙は実施するものの権力を手放す気はなく、政敵は刑務所に入れられ、野党は法的技術を行使して非合法化されている」と指摘した。
これに対しマレーシア政府は、国内では自由な選挙が行われていると強調。前回総選挙で野党がかつてない躍進を遂げた事実を無視したものだとし、クランタン、セランゴール、ペナン、ケダの4州で野党政権が誕生し、ペラ州でも選挙時には野党が勝利したことを挙げた。
外務省は、ナジブ首相が「国内治安維持法」(ISA)を撤廃し「平和的集会法」を制定したり、選挙改革、メディアの自由化、大学の自治などを推し進めようとしていると指摘した。