私が人間関係が苦手で、どちらかと言うと友達付き合いが下手で、ぼっちであることは
以前から書いているのでご存じだと思うけど、
多分その原因になったトラウマになった出来事がある。書いたかもしれないけど。
保育園年長で(当時地元では全ての子供が満5歳になる年度に保育園へ上がった)で転園した私。
今でもはっきり覚えているけれど、仲間になって遊んでいる他の園児をブランコのそばで見ながら、
仲間に入れず、一人で園庭に足を引きずって線を引いて遊んでいた。
気がついたら一人の女の子が、私の跡を追いかけてくれていた。
その時の彼女の可愛い明るい笑顔も覚えている。
それから毎日一緒だった。
小学校へ上がっても一緒で、親も公認で
お揃いのジャンパースカートをどう言うわけか買ってもらって、
当時できたばかりの博物館へ、私たち親子と彼女と遊びに行ったことがある。
写真もある。
3年生になった春、急にその子が私を無視し、他の子たちと
普通に遊ぶようになった。
ドッチボールしたり、縄跳びしたり。
それまでは私と教室や校庭の隅で二人で絵を描いたり話をしたりしてたのに。
そのことを他のクラスメイトが誉めていたりもした。
私は完全に一人になった。
ある日勇気を振り絞って、彼女に聞いた。
「どうしてもう私と遊んでくれないの?」
彼女の答えは、
「お母さんが〇〇さん(私のこと)といっつも二人だけで遊んでいてはダメ。
他の子とも遊びなさいと言ったから」
と言うことだった。
理に叶いすぎているし、親の言うことならどうしようもない。
あんなに私にも優しかったおばさんが言うのなら、それはどうしようもない。
それが私の人間不信の始まり。
義務教育期間、うちはほとんど人員の増減がない小規模校だったので、
私はずっと一人だった。
一人でもなんとか休み時間をやり過ごせばいいのだけど(嫌だけど)、
情報が入ってこないのは、今から思えば想定外の厄介なことだった。
宿題の締め切り、先生が言ったことややっておいた方がいいことなど、
そう、駐妻の今と同じで、
一人でも生きていけるけど、情報がないとQOLに障るのだ。
そして、それは小中学生だと、社会的死を意味する。
何はともあれ、そんなこんなで小中学校の時の同級生とはすっかり疎遠だし、
今どこかで会っても大人なので社交上必要なので笑顔で親しげに振る舞えるけど、
全然好きじゃないし、信用していない。
私はライフステージが変わると、人間関係をすっかりリセットする傾向があるけれど、
多分、あの時、義務教育を修了した時にそうなったのではないかと思う。
続く