ここに書いた、

友達がいないというファクトよりも、そういう評価をされることが嫌

というのは、思い当たる節がある。

私は父が不規則な勤務だったので、平日の昼間、母とよりも父といる時間の方が多い時期があった。

なので、かなりいろんなことの価値観を父に刷り込まれている気がする。

そして、前にも書いたと思うけど、私の父は相当なモラだった。

モラ父に気に入られたい、褒められたい、というのが私の全ての言動の根底にあった気がする。

今思うと、それはいわゆる結婚適齢期までそうだった。

とにかく、父は私があまり周りに馴染めず、そしてあまり人気者でないことを、

とっくに見透かしていた。

近所に同い年の、そして面倒なことに遠縁にあたる、田舎なので父世代、祖父母世代、叔父叔母世代も

同級生だったり幼馴染だったり、なんだかんだと因縁のある家のおじさんから、

聞いていたんだと思う。

どちらも物故者なので確認しようがないが、両者の生前特に全盛期の言動から推測するに間違いない。

なので、なんのかんのと当てこすられたのだ。

友達がいないこと、誰からも好かれていないことなどを。

なので、余計に「友達が欲しい」「親友と呼べる人が欲しい」「旧友から人望があると思われたい」と。

これは長じて、適齢期に結婚せねばならない、という強迫観念に近い想いを持ったことにもつながる。

とにかく、父に認められたい、父に褒められたい、と思って生きてきた気がする。

かく言う父も定年するまで、地元の同級生とは疎遠だったのがまた皮肉な話、というか

自分がそうだから、自分のコントロール下にある者がうまくやるのが許せない心理が働いたのかもしれない。

家も少し他の家から離れたところにあったこともあり、

放課後や休日に連れ立って遊ぶ、と言うこともなかったし、もしそう言う誘いがあってもいい顔をしない父であった。

モラな人が、そのひねくれた思考回路の中で、どう考えているのかは、常人には全くわからないのだけど。

 

無意識のうちに、自分で自分に押し付けていた価値観、がどこからきたのかわかると、

ものすごく楽になる。

ここで、「そうしたら、自然に友達が増えました」と付け加えらたら

インナーチャイルドの癒し的なスピ系体験談みたいだけど、

そんなことはなく、ただ自分が気楽になったって言うだけ。

結構なおばさんになるまで、こう言う無自覚な価値観に影響されるんだなって言うお話。

またこのテーマで書こうっと。

 

それにしても恐るべし、モラ。