【「日本に武力行使の脅し」 中国船、尖閣周辺で武装強化 8日 八重山日報(石垣島)】

 

記事主意:【尖閣諸島周辺海域で機関砲搭載の中国艦船が4隻同時領海侵入 中国が武装強化の動きを。東海大学山田吉彦教授は背景に台湾有事の備えを固める日本への不満がある:「武力行使も辞さないとの一種脅迫メッセージ」と分析】 

 

【機関砲】・・・ 海上自衛隊の定義は口径20mm以上は【砲】に分類。一般的な機関砲口径は「20mm・25mm・30mm・35mm・40mm」等々。「20mm」の直径は「1円玉」サイズで、30mmが「10年玉」サイズ、40mmが「トイレ紙の芯」サイズ。

 

口径「10年玉」サイズ30mm機関砲弾の威力は一発が「手榴弾」と同じ指摘を。口径「10年玉」サイズでも発射速度が約毎秒1,000m(=マッハ2,5)ゆえに、1秒で1,000m先の標的に当たる。当たったら、マッハ2,5の運動エネルギーが爆発に転化します。

 

更に、高速連発式の機関砲には「口径50mm」と「口径76mm」が在るが、これらは【速射砲】と分類を。例えば、「口径76mm」は毎分90連発(=一度に10連発単位自動射撃式)で射程16kmで近接信管付・砲弾重量16kgでズシリと重い、全長が肩幅よりも長い。

 

(注目)今回の八重山日報記事に【機関砲の様な物を搭載】と見た目を記したのは、上述の【口径76mm機関砲で毎分90連発型】を指します、海上保安庁巡視船搭載の最大口径機関砲が「40mm」ですから「76mm」ともなると恰も戦車砲の如しの威力が。

 

「口径76mm速射砲」は射撃管制レーダー照射型で一度に自動10連発式ですが、目的は【自艦艇に飛来する敵の対艦巡航ミサイルを撃墜】に。別に命中しなくても、近接信管付砲弾ゆえに標的の10m圏内に近接したら感知し起爆でマッハ2,5粉々破片で標的を壊します。

 

 

即ち、今回の【尖閣諸島海域を4隻の中國海軍戦艦海警が同時侵犯(=軍艦だからこそ打撃群艦隊を組む)】して機関砲の様な物を艦載の記事は、何も恐れるに非ず。幾ら口径76mm速射艦砲弾毎分90連発を喰らっても、巡視船が2連式口径40mm機関砲弾を一斉に浴びせる。

 

軍艦の建造費用は巡視船の10倍も在る。然し、幾ら武装と装甲の塊軍艦でも、海警の2倍も大きい巡視船が本気になれば:【追跡中にうっかり偶然に"接触"】したら、海警艦体の喫水線に大穴が空き大量の海水が艦内に流入を ⇒ 海警を沈めるに武器は必要在りません!

 

(注目)2022年1月に中國政府が【ミサイル駆逐艦改造型の沿岸警備隊(グレーな海警)を10隻就役】させた。2023年度中に追加で8隻の計18隻態勢に。なぜ中國が東シナ海だけグレー海警を? ⇒ そうでも対抗しないと、中國海軍が巡視船に追われっぱなしだから!

 

では尖閣諸島海域の現状は? ⇒ 中國がグレー海警投入しても相も変わらず【石垣海保の巡視船から逃げ回るだけで、依然と全く変わらず】の追っ駆け光景を。

 

なぜ、中國の"元ミサイル駆逐艦"が石垣海保の巡視船から追い掛け回されているの? ⇒ 一つ【中國海軍の操船技術が巡視船の格下過ぎる】から。二つ【グレー海警の艦長が石垣海保巡視船の『本気』度を理解した】からこそ、ここは「命あっての物種」ってな訳で撤退を。

 

尖閣諸島海域の現状は上述の通りですが、中國国家主席習近平さんよ、中國は陸の王者を自称しても海戦は2世紀も経験がない。日本は79年前に人類史上最大の日米太平洋海戦を戦った自負が在る、この海戦伝統(江田島海軍)精神を海上自衛隊と海保巡視船が直に引き継いでいる。

 

 

 

 

【6月は沖縄県議会議員選挙 玉城知事は辺野古新基地建設阻止に向けた取り組みを持続する】 ⇒ 公約は立民の蓮舫氏と同じく自治体の権限外!


何度も指摘します ・・・ 【2018年11月8日、当選翌月の玉城知事が東京有楽町の外国人記者クラブで香港記者の辺野古移設阻止質疑に ⇒ 『安全保障は国の専権事項だから沖縄が介入は無理が在るかも知れない』】

玉城知事は最初から辺野古に介入が出来ないと判っていた! そもそも、国会議員時代から玉城氏は:【国防は自衛隊が!】と勇ましい発言を。


なお、玉城知事の謳い文句:【(沖縄の) 自治権を国と平等に!】に付いて、大賛成です ⇒ 早速、アメリカ合衆国の様に【州兵(=各州が独立軍隊を持ち中には空軍も擁す州が)】組織を沖縄県庁で組成して下さいな。

真っ先に、『沖縄県兵隷下の沖縄沿岸警備隊巡視船を組成』して、尖閣諸島海域を荒らす中國中型鉄鋼漁船群と中國海軍グレー海警艦体を領海外に追い出す主権護持を執って下さいな。それが自治権でしょうが♪