【墜落輸送機、ウクライナ製の地対空ミサイルで撃墜=ロシア捜査委 26日 ロイター】 ・・・ 【ロシア国防省 捕虜ウクライナ兵士65人を乗せた軍輸送機(捕虜交換目的輸送機)24日ウクライナ国境近くで墜落】



【ウクライナ側の地対空ミサイルが撃墜】 ・・・ 単純報道なら、世界は騙されるだろう。

【軍輸送機イリューシン(IL)76】形用はロシア製民間用大型旅客機で在り、上空10,000m通過時も地上から旅客機と区別が可能です。



この手の非武装・軍民共用人員輸送機の場合は、「GPS衛星運用識別信号を発信」義務が在る。非武装機は対抗して来た攻撃に無力です。

ゆえに識別信号コールサインを出さないと、他国の高高度上空を通過で不審機と間違われて撃墜されることを防ぐためだ。



10年前位に日本航空旅客機も欧州から帰国便が、イタリア上空通過時に2機のイタリア空軍戦闘機から追尾のスクランブルを喰らった事件が。

スクランブル原因は、「日航機側がコールサイン発信を切っていた」こと。



なお、軍用機はコールサインを切っていることが多い。世界24時間フライトレーダー・サイトでは、その様な怪しい機体は黒機体印で且つ「NA(ノーアンサー)」と表示され航跡も黄色ではなくて黒色で表示。

我が国南西諸島・東シナ海側に時々南下する不審機「NA」の黒機体印がいます。なお、北朝鮮旅客機の場合だけは金正恩の様な要人搭乗の際にコールサイン時々切ったりします。当然に、訪問国側に事前通知で。



コールサインの内容は「国籍、航空会社名、機体写真、機体名、製造機種、機体番号、出発地と到着地(=予定時間・現在経過時間・到着予定時間)、今までの航跡を黄色線表示、速度、高度、機体傾き角度」等々の情報を受信側に画面表示される。

これは、船舶も同じくコール信号を出す。船舶コールサインを受信した航行沿岸国は商船がどのような内容かを、GPS航空機コール信号と同じ船舶コール信号で知ることが出来る。



その船舶コール情報で、イエメンのイスラム原理主義テロ組織が昨年我が国の大型自動車運搬船を乗っ取った。

コール信号に「出港は日本の〇〇港」と表示されているから、慎重に察すれば日本関与と判って当然。だから、今般、米英が率先してイエメンテロ組織に攻撃開始だが、日本は表に立たずバックアップ支援を開始。





結局、今回のイリューシン旅客輸送機に当たり前の手続きを看過してウクライナがウッカリ対空ミサイルで撃墜を? 

そして、ロシアがウクライナ国境地域上空通過でイリューシンのコールサイン信号を切っていた?



尚且つ、非武装のイリューシンだからこそ、なぜ戦争地域上空通過でロシア空軍戦闘機の護衛が付いていなかった? 

なぜ、非武装機の離陸を護衛機追随もなくロシア空軍基地管制塔が許可をした、軍隊の常識としてあり得んことをロシア軍がやっている!



戦闘機なら、地上から射撃管制レーダー照射なら発信地を即座に感知して逆襲の空爆を喰らわすことが出来る。

その場合、通常は国際正義として逆襲は是とされる ・・・ 日本含め西側陣営の戦闘機は、その即座能力が在る。



結局、今回の撃墜の件は昨年の【ブリゴジン氏搭乗の小型旅客機がロシア国内で離陸後に爆発墜落事故死】と同じことが起きた。

事故死を装ったのはプーチン大統領で、実行はロシア情報機関FSB(=スパイ組織、プーチンも三流スパイ出自)と米英が指摘した。



何故プーチンが関与なんて言えるの? ・・・ 当然に確たる証左はないが、プーチンには確たる動機が在るからだ。

今年3月24日はロシア大統領選が在る。プーチン以外の立候補者は野党国会議員で公約が【ウクライナ侵略戦を止める】こと。今回、ロシア国民が二者選択を得ることが可!



ロシア国内では政権に対するデモが禁止で実行者は収監の可能性が高いから、ロシア国民がモノが言えない世界に追い込まれている。

但し、唯一モノが言える機会が3月大統領選挙だ、これしかないのだ!



ロシア大統領選立候補資格は「10万人の支持署名が在ること」に在る。今回立候補の野党議員は既に10万人署名を提出したが、当局から「10万人の内で4万人の不正署名が在る」として未承認の侭。

立候補者は今週内に15万人署名達成に勤しんでいる。もう、プーチンに因るロシア国民弾圧が静かに開始中で在る。



ウクライナ侵略で苦境のロシア軍、どんなにウクライナをドローン機やミサイルで空爆しても破壊しても何にもならない!それが、実はロシア軍の真なる苦境そのもので在る。

世界どこでも軍人ならば、空爆などで苦境を脱することが不可能と判ってる。自分は安全な地に居て、ミサイルなどの空爆戦術で勝てるだと?



戦争は空爆後、最後に陸戦隊が全土を占領して、武装解除が完了時点を【終戦】と言います。全土を武装解除をせずに看過したら、後で反乱の芽が全土のあちこちで咲き出すからだ。

だから、ウクライナ侵略を誘導したプーチン及びロシア軍に最初から【戦略(=勝つ方法)】が存在しなかったことが判ります。要するに、プーチンは自分で造った嘘:【ロシア軍と武器は世界最高】を自分で信じ切っていた。だからこそ、最初から【戦略】そのものが皆無で在り、今苦境に!



ロシア国民はウクライナ侵略戦を、①もう止めて厭戦気運が蔓延、②ウクライナは血縁関係、二つの大きな大義を掲げる。ゆえに、3月の露大統領選は【もしかして?】のまさかの可能性が。だからプーチンが阻止を。

そのために、プーチンがロシア国民の戦意高揚のために今回のイリューシン人員輸送機撃墜を目論んだのは当然在り、今までのプーチンの経験知見から生まれた常套手段と断じます。



人間は過去良かったことの都合が良い記憶だけを持ち、将来を予測や計画を必ず執る。そこには新たな発想なんて生まれることなど在り得ない。

有名ピアニスト兼作曲家曰く:【新しい音楽作曲をと勧められるが、断言します、誰も出来ません、人は専門分野の経験内でしか発想出来ません。いま流行のテンポの乗りが良い音楽もアフリカ系民億音楽を習得経験がある方の発想です、私には在りません、至りません】