【玉城知事と作家佐藤優氏(=先島諸島の宮古島出自)の対談 戦争の回避へ「対話」と「外交」訴え 辺野古「もう一度議論を」 琉球新報】


元外務省高級官僚時代はやり手の佐藤優氏(=お師匠さん鈴木宗男議員のそそうが原因で辞職)は聡明な方です。

但し、玉城知事と同じく"愛郷心"を論理に混入すると簡単に史実を捻じ曲げてしまうのも"著名人"の特徴です。



①戦争の回避 ・・・ この表現は、「戦争反対」論とまったく同じです。


こう言う方たちの戦争に対する論理は「戦争はするもの」前提論、即ち、戦争肯定論者で在ることが判ります。

そう言う戦争肯定論は79年前の終戦で消えたはずだが、未だに自覚が出来ない20世紀型戦争思想を振り回してるから悲劇の渦中の侭。


彼らは戦争を"無自覚?"に肯定しているからこそ、自身の論理で「回避や反対」を叫んでいることをご理解願います。なお、「核禁」も同じこと。

然し、21世紀に於いて自衛隊を含め先進国軍の理想的な国防安全保障態勢像は:【戦争を抑止する】思想に在る。【戦争をさせない】ことです。


先ず、上記お二人は戦争が3種類在ることを承知がないから大問題 ⇒ 【侵略、防衛、国連議決集団的自衛権の行使要請】の3種類が在る。

侵略は国際正義に劣る、防衛は国際正義の行使、国連集自行使は加盟国の責務 ・・・ 3種類を区別が出来ないから論理破端に無自覚だ。


自衛隊の国防理想像:究極は【どこにも負けないから戦わずにして勝つ(=不敗不戦の思想)】を持ち、徹底鍛錬を通じて精度向上に勤しむ。

玉城知事と佐藤優氏の【戦争肯定論(回避)】の態勢なら、【不敗不戦の思想(どこにも負けない)】態勢が非ずで、隙を攻められて必ず負ける。


同じく、あの方々は以前から【不戦不敗(=最初から戦わないから負けない)】とするまやかし詭弁を弄するが、結果は再び国土が戦火に遭う。

戦争をさせない態勢とは、【我が国の抑止力態勢(=力の裏付け)】を相手に良く理解させる即ち外交(⇒即ち、これが本当の平和外交)を指す。


外交に於いて【我が国の抑止力態勢】を理解した相手が、【もう、日本には勝てないや・・・】と戦意喪失させるのが【戦争を抑止する】真髄です。

因みに有事前提で巷に「徴兵」制度発布を糾す声が在るが、自衛隊こそが「徴兵」猛反対です!「徴兵」なんて、軽々に考える脳みそが判らない


自衛隊員は終生職業軍人と言うプロで在り、入隊に覚悟が在る応募兵ゆえに、有事には何が起きても動ぜずに戦う決意の持主です。

自衛隊に「徴兵(=最初から覚悟も決意もない素人ノンポリ)」が加わったら、仲間を危険な目に遭わせるのを推することが出来ない方々に告ぐ。


戦場では意に背いて虜囚の身も必ず在り得る、その際、職業軍人は尋問で拷問に耐え【仲間を危険な目に遭わす情報を死んでも口にしない】

然し、「徴兵(=最初から覚悟も決意もない素人ノンポリ)」は尋問に応じて積極的に自供するから仲間の陣地態勢が一切駄々洩れになる。 


⇒ 80年前西太平洋島嶼戦闘で虜囚の日本陸軍兵が連合軍の豪州収容所で米軍将校の尋問(=日本語堪能で一兵卒に敬語を使い質問の様子を録音したレコードをNHKが報じた)に日本人らしく正直に答えた。

【日本人らしく正直に答えた】 ・・・ 日本軍参謀は軍人勅諭に武士道を導入し「たった一人の男のために死ぬこと(=米軍の解析講評)」を教育。


然しです、もしも虜囚の身になったら如何対応するかを日本軍参謀が教えていなかったから、当然、一兵卒が尋問で「正直に答えた」。実は、これが日本軍の早期敗戦の途を後押しする原動力と化した。

結果、お陰様で米軍がガタルカナル島と沖縄本島の侵攻と占領が加速化した ⇒ 解析で侵攻前に日本軍守備隊全貌が丸裸になっていたことを、日本政府が知ったのは終戦直後の連合軍GHQからの指摘で在った。


GHQからの指摘、未だ在った ⇒ 日本兵は世界で唯一奇妙な癖を持つ軍人と! 「西太平洋島嶼戦・最初のタラワ環礁戦」で米軍に判った。

一兵卒の骸をまさぐると、持ち物に「手紙、葉書、メモ、写真、スケッチ、通達、組織図、基地図解、武器弾薬軍需食料燃料医療物資配備地等々一切合切」の機密を身に着けていたから日本軍全貌解析が進んだ ・・・ 昨年も米国側から「旧日本兵の遺品を日本の遺族に返還します」申出が幾つか在った、あの遺品は遺体見分の際にすべて"失敬"した物です。



②「対話」と「外交」訴え ・・・ いわゆる平和外交を指す言葉ですが、知る限り、紀元前からの世界史に平和外交例の試しが在りません。


数千年間も世界史でないものを、これから造ると喚く玉城知事の豪快さが際立つから面白い訳さ。

「対話」と外交」とはなにか? ・・・ 力が違う者同士が行う「外交」に平等な「対話」は存在しません。


「外交」とは金科玉条に、力が強い国は【強い国だけを相手にする】のが世界史です。個人の間でもそうでしょっ 力が強い相手を抑えられる?

力が弱い国の対話「外交」とは? ・・・ 最初から「外交」にならない。力が弱い国は、強い国から侮られた侭で終始し「外交」が終わるのが常。


「外交」は、こちらの【力の裏付けを相手に良く理解させる場】です。

相手の力を理解した弱い国は、当然、強い国にかしずいて従属姿勢を現す証左で相手に貢物を献上する【朝貢(隷属主義)】外交を現すのが常。


朝貢外交を、朝鮮半島の李氏朝鮮為政側が600年前から安全保障見返りに中國従属を執って来た。もう、DNAに植え付けられた伝統と化す。

沖縄も、今から560年前に国の体裁を整える途の首里王府(㊟独立の証・律令国家沖縄では非ず)が中國・明国と続く清国に執り、【柵封体制(中國の皇帝から地域の王として認証)】を続けて来たが、沖縄は410年前から徳川家康公が日本領土に組み入れたので有名無実だった。



③辺野古「もう一度議論を」 ・・・ 辺野古基地移設日米合意締結は両国政府の専権責務で在り、地方自治体が政府だけの安全保障事案に介入は越権そのもので在る自覚がないのは、本当なのか疑問だ。


辺野古移設は日米安全保障条約に基ずくので、国際法で日本の国内法よりも優先と定義済。これを破ると、プーチンと同じことになる。

「もう一度議論を」 ⇒ 玉城知事は未だ若いのに健忘症なのか? 


2016年12月最高裁判所の判決:【普天間飛行場の墜落危険視除去のためには機能を唯一辺野古に移設】結審で 終 わ っ て い る !

玉城知事は就任以来6年間で最高裁の判決で敗訴と却下を計4回も喰らったにも拘らず、地方行政法が知事の無法行為を想定していなかったから、刑事訴追がないので玉城知事が安心して最高裁の判決を否定して来た。法律を冒しても明るく元気に暮らせる沖縄県知事って羨望の的だ♪