私の愛していた北投の狛犬が破壊される 絶句、怒り、大泣き | ひょっこりひょう「たいわん」島/(台湾ブログ)

ひょっこりひょう「たいわん」島/(台湾ブログ)

自称「台湾総合ブログ」です。 台湾の「芸能」「観光」
「映画・ドラマ」「歴史」「古跡」「地理」「人文」
「言語」「民俗習慣」「グルメ」「図書・書籍」
「風景・自然」「社会」「宗教」と台湾生活のことなど
Yahooブログから 引っ越し中


にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ
にほんブログ村
私の愛していた北投の狛犬が破壊される 絶句、怒り、大泣き


八田与一像の首切断した元市議ら、再び像破壊 今度は歴史ある狛犬/台湾
(台北 29日 中央社)南部・台南市の烏山頭ダムにある日本統治時代の水利技師、八田与一氏の銅像を破壊した疑いで送検された元台北市議の男ら2人が28日夜、台北市の逸仙小の前に設置されている狛犬の石像2体を破壊した容疑で逮捕された。台北市政府警察局北投分局が29日、発表した。取り調べに対し、2人は容疑を認め、日本文化を背景とした狛犬が小学校の前にあるのは不適切だと思ったと動機を語っているという。

北投分局によると、28日夜8時すぎ、逸仙小の前に設置されている狛犬が何者かによって破壊されているとの通報を受け、警察官が現場に急行。2人の男女がかなづちで狛犬を叩いているのを見つけ、逮捕した。2人は犯行の模様を生中継でフェイスブックに投稿していたという。

学校側は約100年の歴史を誇る狛犬が壊されたことに心を痛め、告訴を決めた。2人は警察での取り調べ終了後、器物損壊容疑で身柄を士林地検に送られる。


この狛犬さん 私が台湾駐在時代に北投に住処を移してからのお付き合い 日本人のなかでこの狛犬さんのもとを訪れた回数は多分私が一番 MRT新北投の通勤途中にある狛犬さん信号の近くにあるので 狛犬さんが外に出てから毎日挨拶をするのが習わし この度ゴールデンウィークで10日ほど台湾に帰って 澎湖の2泊を除けば 12、3回は挨拶した。

なんといっても この狛犬さん 外省人の破壊活動から台湾人に守られてこの小学校に保護され 2000年代になり 台湾人政権誕生によって この小学校のキャラクターにまで昇格 もうそのころには 一部統一派を除けば外省人でも 台湾にのこる日本文化を排斥しようなんて人はいなくなり 特に北投は日本統治時代のものが集中的に残り 台湾人、外省人にかかわりなく その文化保護に熱心となった今 ほぼこいつらはISと同じ 共感する奴らはほぼ0
北投神社は温泉業者が建てた神社ということもあり 官製の神社と比べれば 石膏でできたもろいもの それを破壊するのは容易 なんとも痛ましい

狛犬さんの経緯過去記事を以下に貼り付けます。

まず以前お伝えした北投神社の狛犬さんの変遷から
北投兒童楽園


温泉博物館の対面にある「北投兒童楽園」=「北投神社」ではないようだがこの敷地内と北投神社の境内がラップしているようだ。戦後 神社が破壊される時 台湾人がここの裏山にあたる 今の「逸仙国小」あたりに狛犬さんを隠したのが始まり。

逸仙国小の狛犬1


こんな感じで校庭の隅の花壇に無造作に置かれて難を逃れていた狛犬さん。片倉さんの本や、台湾人のhpで取り上げられちょっと有名になっていったみたいで 私が写真を撮りに行った時も 「たくさん見に来るよ」と守衛さん

逸仙国小の狛犬2


しばらくすると 守衛さんの横 即ち門の外に狛犬さんが出てきて どこに連れて行かれるか心配していると

逸仙国小の孫文銅像前にすえられた狛犬さん


校門横にある孫文銅像のベストポジションに工事されて移動。大事にされることが決定されたとこれまた安心。


そしてこの度 台湾の北投の家に帰省したら



逸仙国小の五十周年のポスターのキャラクターになり壁に貼り出されていた。

以上がこれまでの流れですが
なんとも 日本人としては 涙の出る。

以上
2017/5/30(火) 投稿

にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ
にほんブログ村