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北投温泉博物館(北投温泉浴場) にある北投神社のもの

北投温泉の代表的な観光スポットといえば日本統治時代の「北投温泉浴場」だった「北投温泉博物館」付近住民の熱心な活動で1997年に国家三級古跡に指定されている。
1913年(大正2年)に建てられ外観は今も美しい。孫文も1913年に訪れその関係で公園内には所縁の地として銅像が立っている。昭和天皇も皇太子時代 台湾行幸の際に足を運ばれておられるところだ。
この博物館の庭には池があり 池の周りに敷いた建設資材の石が余ったかのような端に 石が山積みされていて一体なんであろうか考えていた。
中国国民党のごろつきにより北投神社が破壊された時 その狛犬さんは 心ある台湾人によって逸仙小学校の敷地内に運ばれ隠され破壊から免れ 現在は逸仙小学校の門の横に設置され子供たちの守り神になっていることは有名になった。
台湾人のブログを見ていると その時破壊された日本式石灯篭などの瓦礫は 現在の凱達格蘭文化館(平埔族、台湾原住民の博物館)が建つ前にそのあたりに放置され 建物の裏あたりにころがっていたものを 凱達格蘭文化館が建つ時に 北投温泉博物館の敷地内に捨てずに運び込んだものとの情報があった。
形の崩れた石しかなかった記憶しかなかったので 再度調べることもしなかったのだが 今回よく見たら何かあるかも知れないと思い立って 近所の公園にカメラを持って出かけた。


ありました、石灯籠の一部と思われるパーツが。北投神社というものは写真で見る限り 祠に毛が生えた大きさしかない小さな神社だったので灯篭の数もそんなにはなかったと思われ パーツといえども残り わざわざ公園に置かれ 捨てられなかったのは稀なことだ。周辺住民の思いが残骸であっても残してくれたと考えたい。

凱達格蘭文化館 近所にあって入場無料 時期によって特別企画があったりするのでたまに行っています。観光客の多くがここをスルーするのは非常に残念。

以上
2012/1/28(土) 投稿

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