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烏来の河川敷の温泉で足湯でござる。十日目(3)86



烏来の商店街を抜け水力発電所前の河川敷を目指す。
山奥の商店街に水着を売る店。台湾の温泉は水着着用が基本。
途中ホテルの前を通ると ドクターフィッシュと呼ばれる小魚が足をつつく足湯?足プール?があり呼び込みをうける。魚が足をつつくからなんなのと言ってしまいそうな子供だましの余興だ。それに観光地特有の高めの料金を払うほど 金も時間にも余裕はない。加えて馬鹿を楽しめる幼稚さも 子供帰りするほどまだ歳も重ねてはいない。女郎屋の客引きの色気があれば靴下ぐらいは脱ぐかもしれしれないのだが 金魚相手に客引きが台湾のおばさんときたら 「幾らだい?」との問いかけものどから出ずに また今度ねと通り過ぎる。

烏来の河川敷に初めておりる。TVで何度かみたことのある場所 つい先だってもBSで流れていた。温泉通は河川の石で湯船を自ら作り楽しむのが粋とのこと。この日は二組ほどの家族づれが 足を浸し子供たちが水と戯れていた。その家族連れの脇に 足湯の出来そうな場所があったので早速靴と靴下を脱ぐが 岩が地熱で焼けているのか裸足では立っていられない あわてて足を上げてお尻で岩に腰を掛けるが 直ぐにジーパン程度の厚さでは熱が伝わりお尻が焼けてくる。手で水をすくってみると これもまた熱い。
烏来という地名の語源は 原住民が温泉を「ウーライ ウーライ(熱い 熱い)」と言った事に由来するそうだが 思わず「熱い~」と声が出る。
子供たちが近くでジャバジャバ遊んでいたので甘く見てしまった。川の冷たい水を引き込むなどして温度調整をしてからが基本のようだ。山の中の渓流の河川敷で温泉が湧いていたら 日本人なら誰でも靴脱いで足湯ということなのだろう 日本人3人は何の意思疎通をはかるでもなく皆、ほぼ習慣的というか刷り込み的行動で靴下を脱いでいた。しかし考えてみれば このくそ熱い場所で 熱湯に近い温泉で足湯になんの癒しがあるはずもなく。ついつい「温泉」と名がつけばそれだけで喜んでしまう日本人の勘違いだ。
台湾の7月の亜熱帯の正午過ぎは 太平洋高気圧に浮かび北回帰線まで北上した太陽はほぼ真上にある。熱源は地中から以上に上空から供給されていて とても長居できる場所ではない。「暑い」温泉だった。

以上
2012/11/16(金) 投稿

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