15)愛新覚羅溥傑と張学良 2004/ 7/15 投稿1106 | ひょっこりひょう「たいわん」島/(台湾ブログ)

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15)愛新覚羅溥傑と張学良 2004/ 7/15 投稿1106


溥傑氏及び愛親覚羅浩女史の自伝から 戦後も変わらぬ日本の皇室への尊敬が感じられる。特に昭和天皇への信頼は 戦後 中共の強制収容における命と天秤にかけた学習という強制洗脳作業という脅迫に屈することなく貫かれた。信念と正義のひとだった。共産中共の世において昭和天皇のお写真をお部屋に掛けられていた。

張学良氏のNHKでインタビュー及びにその出版物が刊行されているが 彼もまた国民党の幽閉に長くおかれた。その後ハワイに病気の治療に行かれそこで世を閉じられるが その前のインタビューで 何回かそのなかで 中国に対する日本の行為を「侵略」という言葉で批難していた。しかし 愛国者であり 親が日本人の関与する陰謀で殺され 国民党の監視下である中のインタビューの中 日本の一方的侵略ということは言わず、当時の日本の満州における利権を当たり前のように認知され その中の交渉における手法の間違いなど 公平感にあふれた批判の態度はあった。幽閉や実質軟禁という中で 自らの意思を通すことは 中共もしくは国民党のプロパガンダに協力することも拒否する姿勢 即ち「100%日本悪」という民衆の染まる洗脳は拒絶するということなのだろう 氏の語る日本の若者に向けた平和ということに関する投げかけは 納得できるものであり    
尊敬すべき愛国者である。

当事者であり実際昭和天皇に会われ また昭和天皇に対し批判的な言動を 保身という面からしてしかるべき人物が 全く逆の言葉でそれを歴史に残そうとされたということは 軍国主義日本の狡猾な力任せの所業のなかでなお 「聖帝」という名が相応しい 真のヒューマニストで昭和天皇があられたことを示している。

以上
2006/4/22(土)投稿

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