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圓山水神社(台北剣潭)台湾二日目<1>

台湾の二日目は予定通り二日酔い それど遠出をする気力もなく過去何度も所在を確かめられなかった圓山水神社に行きことにする。駐在の頃はたぶんこのあたりだろうと 圓山の山道を歩いたが見つけられなかったのだけれど ゴーグルの航空写真位置を確認できたこともありようやく行けることになったのだ。MRTの士林で下車 日式風の灯籠に報恩寺とある 1922創建の曹洞宗のお寺さんで 日本の曹洞宗と関わりは多少あるようだ。この前を通ると圓山水神社の入り口と思われる 台北自来水事業處 陽明分處がある。]圓山水神社は日本時代の水道局の職員有志が私的に作った神社で 名の通り水道事業の守り神として「水神社」とのこと。入り口の「台北自来水事業處 」は日本で言う水道局のことで中国語で自来水とは水道水のこと。台湾を占領した中国人たちは当時水道の存在を知らない文明程度が恐ろしく低い連中で 金物屋で蛇口を金も払わず盗み 家の壁に取り付けて水が出てこないことに怒り 盗んだ店に 水が出ない偽物を売っているのか!と激怒して怒鳴り込んだとの話が複数今に伝えられているのだが 中国語の「自来水」から水は勝手に蛇口から出てくるものと思ったのであろう。笑い話である。



この日は日曜日 「台北自来水事業處 」はお休みのようで門は完全にしまった状態であるのだけれど 門の横は人が通れる隙間があったので壁沿いに侵入することに 嫌な気分だが階段の山道がすぐに出てきてそこを登ると 上水の地下貯水池と思われる施設が山腹にありテラス状に広がっていた。周りも綺麗に整備され花など植えた公園のような広場がありそこは 圓山水神社跡、狛犬や灯籠、手水舎が神社時代のそのままの状態と想われる状態で整って設置されていた。
本堂跡と行っても小さなお堂の神社だったのだろう それは取り除かれ中華風の屋根がその土台に設置されてはいるが 線香立てのようなものが置かれているので 準神域として今でもそのような取り扱いなのだろう。中華民国時代の石碑も横にあった。
荒れ果てた時期もあったようだが 自来水事業處の職員によって綺麗に公園のように整えられたとのと。
日本時代は水道職員によって水の安全を願い建立された圓山水神社は 今も水の安全を願う自来水職員によって守られている。

以上
2012/8/4(土) 投稿

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